劇場公開日 2007年12月22日

「独特の世界観が心地よい。」魍魎の匣 dkさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5独特の世界観が心地よい。

2008年1月22日

怖い

知的

難しい

 昭和の古めかしい雰囲気と、日本語の奥深い流暢な台詞が素晴らしいサスペンス映画。
 オカルト的な迷信や、科学をうまい具合に混ぜて、独特のミステリーを作り出す。そして、コミカルで凄みの効いた登場人物たちが凛々しく物語を作っていく様子はダイナミックで見ごたえがすごい。

 日本を代表する俳優たちが、一つの面白い世界を作り出している。とくに堤真一 、阿部寛、椎名桔平の3人の台詞まわしは絶妙でコミカル。この映画の持つ「言葉」の面白さを見事に掲げている。

 グロテスクな表現もあるが、素晴らしい日本映画。原作が読みたくなった。オススメ。

dk