「やると思った!『ローマの休日』ネタ」ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
やると思った!『ローマの休日』ネタ
危機に瀕しても茶目っ気たっぷりのニコラス・ケイジ。今回のお宝は一族の汚名挽回のためでもあり、真剣なのかもしれないけど、やっぱり宝探しが楽しいんだろうなぁと感じました。前作ではほとんどがアメリカ国内が舞台となっていましたけど、そろそろ世界にも目を向けなければならないと、ベンとライリーはパリへ、そしてアビゲイルも加わってロンドンへと飛び立ちます。
一つの手がかりから、推理とコンピュータ、そして直感によってお宝にたどり着く・・・かなり不確実な展開ではあるけど、全てビンゴ!間違った選択なんてほとんどありません。あるとすれば、予期せぬ人物に追いかけまわされるってところでしょうか。さすがにウィルキンソン(エド・ハリス)の執拗さには呆れてしまうほどでした。ベンにお宝を見つけさせてから横取りするとか言ってたくせに・・・
今作ではそのエド・ハリスが良かったし、ベンの父ちゃんジョン・ヴォイトも目立っていたし、ベンの母ちゃんである言語学者のヘレン・ミレン、そして大統領役のブルース・グリーンウッドと、豪華な布陣に満足しました。『13デイズ』ではJFK役だったグリーンウッド。リンカーンとJFKは似ていると言われていることから、どことなくJFKをイメージしたキャスティングだったのかもしれません。
47ページには何が書かれていたのでしょう?図書館のシーンでは眠気が邪魔をして、何が書かれていたのかさっぱりわかりませんでした。まさかライリーがこだわっていた“エリア51”についてだったのか?それとももっとヤバいことが・・・優しそうな顔の大統領だっただけに不気味さも残ります。
【2007年12月21日映画館にて】
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