劇場公開日 2006年6月3日

ステイのレビュー・感想・評価

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3.5最後の最後で、かつてない「まさか!」の衝撃に飲み込まれる

2018年8月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

難しい

マーク・フォースター監督はとても不思議な人だ。私たちのいる世界を一つのフィクションと捉えるかのように、主人公を取り巻く世界からふわりと浮遊してはるか上空からその生き様を活写してみせる。商業映画一作目となる「チョコレート」が大きな話題になったため、それに続く本作は許される限りの自由な変化球。それでも“俯瞰する視座”は相変わらずだ。デヴィッド・ベニオフが脚本を手がけただけあり、この映画の謎である部分には、少なからずあっけにとられるはず。この仕掛けがこれほどうまくいったのも、ユアン・マクレガーやライアン・ゴズリング、ナオミ・ワッツという全く先読みさせない芸達者たちを持ち駒として周到に配置したからか。ちなみに本作で少年の持つ風船は、「プーと大人になった僕」の風船や、「君のためなら千回でも」の凧とも相通じるものを感じる。何かをしっかりと繋ぎ止める事は、フォースター作品で特別な意味を持っていそうだ。

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牛津厚信

3.5ライアン演じるワケあり役が好きです

2024年8月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

正直なところ、よくわからなかったところが多々ある。
でも「どういうことなんだろう?」と引き込まれていたし、
それをスッキリしたくて最後まで見入った、という感じ。

とはいえ最後まで見てもスッキリしないところがあったので、助けを求めるように解説・考察記事を読んだ。
ふむふむ、なるほど。
かんったんに片づけるのであれば「走馬灯」
死に際にどんな映像を見るかなんて、誰も知らない。
この作品のように、夢か現実か、わからないようなものを見るのかもしれない。
「死に際には走馬灯を見る」=「今までの思い出の映像が一気に駆け抜ける」と言われているけれども、
フォトアルバムをめくるようなほんわか平和なものとは限らず、
支離滅裂で、ぐにゃぐにゃで、嫌な思い出がホラーテイストとなってドドドっと押し寄せるパターンもあるかもしれない。

今作は、ライアン演じるヘンリーの走馬灯なのに、ユアン演じる精神科医のサム目線だったところが混乱の要因だ。
かといって、ヘンリーの目線のヘンリー走馬灯だと、シンプルすぎて
今作のような奇妙さ、不思議さ、異空間な雰囲気は出なかったかもしれない。

最初は登場人物の関係性をちゃんと汲み取ろうと必死だったけど、
その必要はなかったんだな、と。
あまり意味や、関係性を考えちゃいけないのかもしれない。
だって、夢の中で起きることって現実のようなんだけど、なーんか変だし理屈じゃないし。あの場面の切り替わり方も、夢の中ってあんな感じに支離滅裂だったりする。
なんでここ?
なんでこの人?
みたいなこと、起きるし。
死んだはずの人やペットが生きてる夢、見たことあるけど
「あれ?死んだんじゃなかったの?ああでも会えて嬉しい。死んでなかったんだー!」って思った。不思議なんだけど、スッと受け入れたりする。

そういう、夢の世界に近い空間を見ていたのだ今作は。と思えば、
あとあと納得がいった。

若ライアン。彼を見るために見ました。
過去のライアンはこういう暗めな役、なにか事情がある系の役をたくさんやってる。でもとても惹きつけられてしまう。引き込まれる。
なんであんな目ができるんだろう。
何もかもに希望が持てないような、遠い目。佇まい。

・序盤の方、「自殺するんだ」って頭にピストルで打つジェスチャーライアン、何回か巻き戻した。
・ラストの方、ピストルを口に咥える瞬間ライアン、迫真の演技。あんまり見たことないライアンだった。

「Stay」
留まる、〜のままでいる、持ち堪える、とか。
最後の方は「Stay with me」「Stay there」とか多用していた。
いろんな熟語あるだろうけど、いろんな意味を含んでるということで逆にシンプル「Stay」にしたんだろうか。
とか、ごちゃごちゃ考えたな〜

久しぶりにこういうテイストのやつ見たな〜
「夢か現実かわからない」と劇中も多用していたけど
ほーんと、現実っぽい話でもあり、SF感もあり。その狭間な感覚。

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cris

2.5たけしの挑戦状かっての

2020年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

難解すぎて、もしかするとネタバレのうえで見た方が楽しめるかもしれない。
なんだけど、僕はネタバレしないようにレビューしますね。

そもそもが精神科医とミステリアスなゴズリングって
二転三転させますよって宣言してるような設定。
謎のセリフやら映像やらを差し込むことで意図的に混乱させてきて、
「何が現実か分からない」体験をさせようとしてくるっていうね。

少なくとも初見で全て理解するのは不可能で、
むかしむかしの理不尽ゲームをちょっと思い出しちゃった。

丁寧に作りこんでいるのはよく分かるんだけど
いかにも思わせぶりな描写が多くって、なんか疲れた。
ハマる人にはハマるんだろうけど、僕は2回見たいとは思わなかったなあ。

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mar

4.0衝撃のラスト

2020年4月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

いったい何が起きているのかまったくわからないまま最後まで一気に見てしまったが,このラストは想像できなかった。

レオナルド・ディカプリオの『シャッター・アイランド』に似ていなくもないが,それはまだ予想の範囲内だった。一方の『ステイ』。さすがこの結末を予想することは無理。なんとも不思議な作品だ。

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たろ☆

4.0みなさんのレビューを読んで深く感動。

2019年8月30日
PCから投稿

訳が分からなく、でもラストまで見入ってしまったこの作品。
レビューの中に、それが死の直前に見る走馬灯のようなもの、らしき内容を読み、
痛く感動してしまった。
意味が分からなければ0点、意味がわかれば4点な作品。

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miharyi

2.0意味不明

2018年11月22日
iPhoneアプリから投稿

映像の繋がりにとても凝っていたけど、なんだかよくわからない。不思議な作品だなー、と思いながらなんとか、最後まで見たけど、そういうオチなの?って、ちょっと府に落ちない。
正直見て損した。

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どん

3.0走馬灯

2018年7月20日
Androidアプリから投稿

死ぬ直前の走馬灯なのかな?
最後はホントに切ないけど、ごちゃごちゃし過ぎて収拾がつかない感じはした。
でもそれだけまだ生きたい、後悔したままじゃ嫌だ、混乱しての走馬灯って思うと余計に切ない。

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まこと

2.5成仏出来ないゴズリング

2017年3月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

知的

死ぬ間際に見た人々を記憶に想像を妄想で。

「ファイト・クラブ」みたいにお前が俺で俺がお前でなオチになるかと思いきや!?

現実の世界はドコまでなのか登場人物の本当の人生はどうなのだろうか。

謎めいた役もハマっていたR・ゴズリングにE・マクレガーは「トレインスポッティング」以降は魅力のカケラも無く主役だからしようがないが出てくるたびに萎える。

アッと驚くようなオチではあるが物語中盤から近い予想は出来る感じで驚愕的にとはいかない。

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万年 東一

4.0幻覚

2012年12月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

全ては誰の頭の中なのだろう。
ヘンリー?それともサム?
サムだったらいいなあ。

ヘンリーの死はサムに固着してずっとサムの中で生き続ける。
素敵な夢の中。

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いずる