劇場公開日 2006年2月18日

「フランス版トップガン」ナイト・オブ・ザ・スカイ 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0フランス版トップガン

2006年9月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

珍しくフランス映画を。でも、フランス映画といっても、思わず思い浮かぶような恋愛モノではなく、空戦物。フランス版「トップ・ガン」とも言われています。通常、空戦物の映画の場合、空戦シーンは、山奥や海の上などでの撮影が多いですが、この映画では、フランス空軍全面協力の下、パリ上空での撮影を行っています。ただ、フランス映画なので、出てくる戦闘機はミラージュと、日本人にはちょっと馴染みの薄いものになっています。
空戦シーン満載です。空戦ファンには堪らないですね。戦闘機がミラージュと言うのもマニア心をくすぐります。ただ、国際テロ組織?が介在している陰謀のはずなんですが、そちらの方の謎解きがちょっと疎かになったのは残念。キレイに謎解きと言う訳には行かないようです。あと、ラストシーンがちょっと謎。ああ言う終わり方だと、続編の作成が可能な状況なんですが、どうなんでしょう?
元々は、フランスの漫画。フランスのマンガが元になった映画といえば、ミシェル・バイヨンもありますが、何となく独特の雰囲気がありますね。もっとも、ミシェル・バイヨンの方が内容的には漫画チックで、こちらのほうがリアル感はあります。
フランスの俳優なので、日本での知名度はそれほどありません。そのため、俳優に色を付けることなく見ることが出来て、リアル感が増します。それと、フランスの映画であるものの、比較的随所に英語の台詞が出てきたのは、航空物・軍事物であるからと言う理由なのでしょうか? また、フランス軍の手のひらを返す、一種独特の敬礼も見所?です(笑)

勝手な評論家