「戦争孤児」美しき小さな浜辺 jarinkochieさんの映画レビュー(感想・評価)
戦争孤児
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フランスの北部海岸が舞台で
撮影したのはノルマンディー地方のバルヌヴィルカルトレ
という所らしい
過酷な児童労働と更なる転落が描かれる
舞い戻ってきたピエール(フィリップ)の暗澹たる心情と
尾羽うち枯らしたような姿
薄々、事情を察する近所の人々
宿の少年が同じように
中年女性客にからめ取られていく姿にも
痛ましさを感じる
女性は愛について語ったりもするが
傍から見ると搾取にしか見えない
人間の尊厳については思い至らないのだろうか
この浜辺に戻るしかなかった
ピエールの寄る辺のなさが、悲しい
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