スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと
劇場公開日:2006年1月14日
解説
英語のできないメキシコ人ハウスキーパーの親子と、雇い主である裕福なアメリカ人一家の文化や価値観の衝突を温かくも辛らつな視線で描く人間ドラマ。監督は「愛と追臆の日々」「恋愛小説家」のジェームズ・L・ブルックス。出演はこれがハリウッド・デビューとなる「トーク・トゥ・ハー」のパズ・ヴェガと、「パンチドランク・ラブ」のアダム・サンドラー、「ディープ・インパクト」のティア・レオーニ。
2004年製作/131分/アメリカ
原題または英題:SPANGLISH
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
劇場公開日:2006年1月14日
ストーリー
愛する娘クリスティーナのために、故郷メキシコを離れロサンゼルスに暮らす若きシングルマザーのフロール(パズ・ヴェガ)。より良い職を求めてハウスキーパーとなったフロールは、クラスキー家で働くことに。一家は前途有望なレストランのオーナー・シェフであり、優しい父親のジョン(アダム・サンドラー)と、専業主婦のデボラ(ティア・レオーニ)。バーニーとジョージーの子どもたち。元ジャズシンガーのデボラの母エヴェリン(クロリス・リーチマン)の5人家族だ。一見すると裕福で楽しそうな家族だが、心はバラバラで、今にも崩れそうだった。悪気はないが無神経なデボラは子どもたちを厳しくしつけようとするが、どこか噛み合ない。エヴェリンは、昼間から酒を飲んで日々を過ごしている。ある日、体重を気にする娘バーニーに、デボラが1サイズ小さな服を買ってくる。落ち込むバーニーを見かねて、プライバシーには立ち入るまいと思っていたフロールは、徹夜で服を直してやるのだった。その頃、ジョンのレストランが主要紙で4つ星の評価を獲得し、一家は喜びに沸くが3つ半を望んだジョンの表情は浮かない。夏、デボラの強引な誘いに押し切られ、フロールはクリスティーナを連れて一家と共にマリブの別荘へ行く。初めての豊かな白人の世界に触れて、喜ぶクリスティーナ。礼儀正しく美しいクリスティーナを気に入ったデボラは、自分の娘を差し置いて世話を焼き、クリスティーナをあちこちへ連れまわす。一方、ジョンとささいな諍いを起こしてしまったフロールは、自分の気持ちを英語でしっかりと伝える必要性を感じ、これまで避けてきた英語を学び始める。そして、少しずつ心を近づかせていくフロールとジョン。しかし家庭を顧みないデボラの行動はエスカレートして、嵐のような夜が訪れる。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジェームズ・L・ブルックス
- 脚本
- ジェームズ・L・ブルックス
- 製作総指揮
- ジョーン・ブラッドショウ
- クリスティ・ハウベッガー
- 共同製作
- アルドリック・ラオリ・ポーター
- フランシーヌ・マイスラー
- リチャード・マークス
- 製作
- ジェームズ・L・ブルックス
- リチャード・サカイ
- ジュリー・アンセル
- 撮影監督
- ジョン・シール
- 美術監督
- アイダ・ランダム
- 音楽
- ハンス・ジマー
- 編集
- リチャード・マークス
- 衣装デザイン
- シェイ・カンリフ
- ルイーズ・ミンゲンバック
- キャスティング
- メアリ・ヴァーニュー
- アソシエイト・プロデューサー
- マリア・カヴァノー
受賞歴
第62回 ゴールデングローブ賞(2005年)
ノミネート
最優秀作曲賞 | ハンス・ジマー |
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