僕と未来とブエノスアイレスのレビュー・感想・評価
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割礼ネタ
商店街には色んな人が住んでいて、それぞれにドラマがある。人情物語をアリエルのナレーションとともに進めていく。20歳前後の青年が主人公なので、商店街のネットショップにヒロインもいるが、どうやらスポンサーもいて彼よりも年上。というか、セックスフレンドのような関係なのか・・・
荷車レースとか、商店街での会合とか、人情話は世界共通なんだと思えるエピソード。彼らの商店街はほとんどがユダヤ系であることもあって、割礼などのユダヤネタが多かった。ポーランドへ旅立つ決心をした直後に、父親が突然帰国。右腕を失くしていたことが痛々しかった。
祖母の話を聞く場面では、ナチに迫害されていたユダヤ人の話。ポーランドには戻りたくない気持ちも伝わってくる。アリエルが生まれる前に母親が浮気したため離婚した両親だったが、戻ってきてからは父親とは和解したようだった。なんだか父エリアスの失われた人生が物悲しいけど、そこが魅力だったのかもしれない。一緒に靴屋へ行こう、と言われて2人仲良く道を歩く姿が妙に残る・・・
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