劇場公開日 1953年10月6日

哀愁の湖のレビュー・感想・評価

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4.0エレクトラコンプレックス

2021年11月19日
Androidアプリから投稿

母親から父親を奪ったような娘に惚れられる恐怖を描いている

ソフィスティケイテッド・レディみたいな雰囲気のティアニーが
全く逆の猛々しさを見せる
愛にまつわる原始の姿みたいな

ニューメキシコの荒野に馬を駆らせながら
父親の遺灰をまく姿は美しく、崇高な感じがしました

妹役のクレインも背格好が似ているが
本質は全く違うタイプの女性を演じており
男性から見た女性の内面のわかり辛さを表しているようでした

ロケーションが素晴らしく
ニューメキシコの邸宅って、こんななのかな…とも
天然岩を活かした湖のようなプールとか…

湖がポイントですが
エレン(ティアニー)がプールや海水浴が好きなのも
水辺の悪い精霊などに重ね合わせているようでした

色々な考察がなされている映画みたいで
面白かったです

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jarinkochie