シマロン(1931)のレビュー・感想・評価
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平和主義の主人公
正義感溢れる主人公で裁判のシーンでは正しいこと言ってるのですが「おい、おい、落ち着けよ」と思うくらいの孤軍奮闘ぶり。今風に言えば「圧」を感じる熱い男です(苦笑)
展開がスムーズな感じではないので「ん、何の話だ?」と思ったかな。「ながら観」は難しい映画です。節目に音楽を入れたりすればわかりやすいのでしょうが、この時代にそこまで求めるのはナンセンスと思いながら観てました。
大きなことを成し遂げるには確固たる信念とエネルギーが必要ですな。意志を強く持ちたい時にオススメできる映画ではある。
関係ないけど、ジョン・ウェイン等が出演してる「西部開拓史」をもう一度観たくなった。何か流れが似た感じしたので。
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「1960版シマロン」との照合が楽しみです
第4回アカデミー作品賞受賞作品とのことで
鑑賞。
冒頭の壮大なスケールの騎馬や馬車の疾走シーンに度肝を抜かれた。
その他の昔の西部の街並みの映像等、相当の制作費を掛けた映画と想像する。
解説ではアカデミー作品賞を受賞して唯一赤字興行だった作品とのこと。
すぐに頭をよぎったのがマイケル・チミノ監督の「天国の門」。
“ユナイテッド・アーティスト”はこの映画で経営危機に追い込まれたとのことだが“RKO(レイディオ…)”はどうだったんだろう。
ところでこの作品の謎は、
何故、主人公は裕福で保守的な環境にいながら、弱者への想いの強いリベラルな精神を持ち合わせたのか?
何故、主人公はその人生の晩年に家族の近くに居ながら、それを伝えることもなく一兵卒の職人として油田の現場にいたのか?
この辺りを「1960版シマロン」がどう描いているのか、鑑賞が楽しみになった。
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