「韓国女性の群像劇」受取人不明 mark108helloさんの映画レビュー(感想・評価)
韓国女性の群像劇
IMF通貨危機以前の韓国を描かせたらキム・ギドクに勝る監督は居ない。時には変態扱いされることのある極端な表現があるがそれは韓国と国を知らぬ無知なるものの誤解であって、韓国そのものが強烈に追い込まれ正常から乖離した国であった証である。そこで犠牲になるのは弱者である女性だが女性は男にはおよそ許されぬ立ち振る舞いを取る事で辛うじて正常を保ち、未来に子を残そうとする。そこを美しく彩られた女性の翳をもって表現しようとするキム・ギドクの映像美学は秀逸である。
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万年 東一さんのコメント
2022年7月13日
韓国を知らない無知なる者ですからどの作品を観てもキム・ギドクが変態としか思えません。
極端で誤解していながらも自分なりに知識を得れるように精進してみます、多分。