「ビリーやアグネスって誰？」暗闇にベルが鳴る　kossykossyさんの映画レビュー（感想・評価）

　まずはイブにクレアがいなくなった。彼女の両親がクレアに会いに来たので行方不明が発覚したのだ。皆で外や男子寮を捜索するが、女子寮の屋根裏部屋に死体はあるのだ。やがて公園でジャニスという女子中学生の死体が発見され、イタズラ電話の捜査と並行して行われる。

　行方不明者の捜索をしなければならないのに、女子寮の屋根裏部屋を一度も覗こうともしない頼りない警察。呑気に変質電話の逆探知に精を出すのだった。その逆探知にしたって、警察署にシンクロする電話を設置して女子寮の中には誰も派遣されないという手薄さ。ジョン・サクソン演ずる警部にしても偉そうなこと言っても説得力がないのよね。

　バーブ（マーゴット・キダー）という女の子は平気で卑猥語を連発。警官の前でも「フェラチオ」を連発。対応した警官ナッシュもアホすぎて楽しい。終盤は頼もしかったけど。

　イタズラ電話中に発する、ビリーやアグネスといった名前はどんな意味だったのだろうか。犯人は捕まってないことだし、気になる・・・