劇場公開日 2005年7月9日

「●ドイツから見た終戦。」ヒトラー 最期の12日間 うり坊033さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0●ドイツから見た終戦。

2016年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

知的

なんとも救いがないというか。史実に基づく再現らしいがツライ。
日本の大本営もクソだけど、ドイツもヒドイな。
誰も責任取らない合議制と、ひとりの絶対意思による暴走。
いずれも洗脳の怖さよ。極限下では思考停止する。視野は狭くなるばかり。
ユンゲさん曰く「目を見開いていれば気づけたのだ」というが。
緩急使い分ける総統。自殺してくれてホッとした。

戦争とは、じいさんが始めて、おっさんが命令して、若者が死んでいくもの。
大橋巨泉が言ってたけど、ホントその通り。
戦車やっつけた少年が、機を見るに敏だったのは、せめてもの救い。
この映画の隠れたキーマンだ。そうして若者が未来をつくる。

うり坊033