さよなら、さよならハリウッドのレビュー・感想・評価
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観たかった度:無(こんな作品があると知らなかった) 観た後の満足度△ 初めてウディ・アレンの映画で面白くなかった。
①今まで観てきたウディ・アレンの作品で初めて面白くない、と思った。
ウディ・アレンのハリウッド(アメリカ映画界)への別れというテーマは皮肉でエッジが効いているが、映画は少しも皮肉でエッジが効いていない。
②ウディ・アレン扮するかんとくが、心身症で目が見えなくなったまま監督するドタバタが少しも面白くない。トリート・ウィリアムズが絡んでくる所がちょっと笑えただけで段々ウザくなってくる。突然見えるようになるのも不自然。
③監督が目が見えないまま撮影するという設定は今のアメリカ映画は目の見えない監督が撮るのと同じくらい駄作ばかりと言う皮肉なのか、アメリカでは酷評だったのがフランスでは好評というどんでん返しはいずれ撮影拠点をヨーロッパに移すことの前ふりか。
ウディ・アレンらしい皮肉だが映画の出来がこれでは。
この頃から演出力に陰りが出始めたのかも…
④秘密を知った芸能レポーターが特ダネなのに暴露しなかったのも不思議?
これじゃフェリーニになっちゃうよ。
自虐的パロディは健在だったし、今回は映画界の内幕や製作過程をも楽しめるし、終始クスクスと笑える雰囲気となった。「スピルバーグが見にくるかもしれない」「安息日には来ないよ」などといった映画関係者ネタも多く、映画ファンなら確実に笑えるところでしょう。また、プロデューサーと製作会社、監督・俳優とエージェントなど、思わず膝を叩いてしまうほど納得する場面もありました。劇中劇というか、映画の製作過程を暴露するかのような映画はこれまでもありましたが、監督が失明してしまったらどうなるのか?という、ある意味、実験的な内容でもあったかと思います。これには、ベートーベンも最後には耳が聞こえなかったという屁理屈で対抗するアレンも面白かったです。
ハリウッド映画くらい目が見えなくても平気だ!というくらい、ニューヨーカーの監督は誇りが高い(これも自虐的か?)。元妻エリー(ティア・レオーニ)とは不倫の末逃げられたという過去のため、ビジネスとケンカが交互に飛び出す会話。しかし、徐々にエリーへの思いが甦ってくる監督ヴァル。息子との確執や元妻への愛といった、愛をテーマにしたものかと思っていたら、ラストの落ちで大爆笑に誘われてしまうのです。しかし、この映画をカンヌ映画祭のオープニング作品にするんだから、ウディ・アレンの度胸もたいしたものです。フランス人の反応を知りたいところだ・・・
【2005年7月映画館にて】
スランプに陥った映画監督が、精神疲労が原因で目が一時的に見えなくな...
スランプに陥った映画監督が、精神疲労が原因で目が一時的に見えなくなってしまい、その困難を面白くかわしていくコメディ。主人公がウディアレンでウディアレンそのものを映したような捻くれ監督。展開や小ネタがいろいろな場面に散りばめてあり面白かった。ウディアレンの思考が垣間見える作品。改めてウディアレンはパリが好きで、ウンチク男が嫌いなんだなと思った。
ウディアレンの映画をみすぎてたからしばらくはいいや、と思った一週間...
ウディアレンの映画をみすぎてたからしばらくはいいや、と思った一週間後にはまたみたくなっている。そんなときにみた映画
ウディアレンのニューヨークへの愛とパリへの憧れが垣間見える。
笑えるポイントがいつもよりも多いように感じた
この映画を期にパリへ行ったのかな、と思って調べたら次は「僕のニューヨークライフ」。やっぱりニューヨークが好きなんだな
久しぶりに俳優としてのウディアレンみたけど、ファッションがすごく今風だと感じた。太めのパンツ、ボタンダウンシャツ、オーバーサイズのクルーネックセーター。やっぱりあの黒縁眼鏡買うかなー
軽妙、というかポップな1作
アレンが落ち目の映画監督に扮したコメディ映画。
全編アレンはほぼ出ずっぱり。
内幕物として撮影の苦悩とかに移行するのかと思いきや、さらにナンセンスな方向へ。
とにかくマシンガントークで喋りっぱなし。元妻とのやりとりがとにかく可笑しい。バカバカしさの中に少々のアイロニーも含ませて。 あっけないオチの付け方も軽やか(〇〇があってよかった!)
ただその分、味わいとかには欠けるかな。 ティア・レオーニは綺麗でしたし、気軽に観るには向いてると思います。
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