コーヒー&シガレッツのレビュー・感想・評価
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トム・ウェイツなんで歌わないのか?
オムニバス映画だけれども、題名以外でも、共通するアイテムや話が登場するのが面白い。
『大丈夫か?』『そうでもないな。』『どうした?』『さあなぁ置き去りにされた気分だ。マーラーの曲知ってるか? 美しくて物悲しい曲だ』
二人の老人の会話。微かに聞こえてくるアリア。ジャネット・ベイカーだと思う。グスタフ・マーラーの曲だ。
最後にこの二人を何故登場されたのか?
老人終末旅行だ。泣けてくる。
矛盾ではないおかしな設定がいくつもある。それを探すのも面白い。あと、マーラーだけでなく、ロックやJAZZの様な音楽も良い。最初と最後の『ルイルイ?』も良い。『問題なし』に流れる。ジム・ジャームッシュ好みのエチオピアJAZZの様な曲。
ジョセフィン・ベイカーと、色々な曲後で調べよう!
この映画見るのは3回目だけれども、映画館だとよく眠れる。今日は配信で見たので、見直せた。傑作だ。
コーヒーとタバコを中心に起こる11本の短編から成り立つ作品なので、...
コーヒーとタバコを中心に起こる11本の短編から成り立つ作品なので、1つはお気に入りの話が見つけられると思う。
好きだったのはイギーポップとトムウェイツがタバコやめたとか言いながら吸っている意味の分からなさと殆ど同時に反応している双子の話。
大笑いするものではないが、クスッと笑える話が詰まっているので時間に余裕がある時に見たい映画。
まあまあだった
席に座ってコーヒーを飲んでタバコを吸って喋るのが繰り返される。特に展開がないので退屈するかと思ったら、すぐに終わって次の話になるので飽きない。ただ、だからと言って面白いのかと言えば別にだ。以前から存在が気になっていたので、万が一面白かったり大傑作だった見逃していたことを後悔するのだが、特に面白いわけでもないことが確認できた。
コーヒーはブレンディのレギュラーを長年飲み続けており、さっとアイスコーヒーも作れるし、味もいい。豆で入れるコーヒーも飲むことがあるのだけど、ブレンディよりおいしいとも思わない。タバコは吸わない。この映画のコーヒーはブレンディよりおいしくなさそうで、この映画を見たからと言ってコーヒーにこだわりたくならないし、タバコを吸いたくなりたくならない。
素晴らしい演技に感銘を受けるわけでもない。有名人と無名の人の対比が多い。有名な人たちが無名の人をいじるのは感心しない。
そうだ、コーヒーを飲みにいこう
DVD、リピートで延々と流していても全く飽きが来ない作品。
外に出て、珈琲とタバコを嗜めば、「ルネ」みたいに(私自身は男だけども)出会いがあるかもしれない。
スティーブ・ブシェミみたいな変な奴に絡まれるかもしれない。
ビル・マーレイっぽい人と出会えるかもしれない。
時間がゆっくりと流れて、気づいたら「シャンパン」気分で珈琲を飲んでいるかもしれない。
ここに出てくる大人たちはみんながみんな格好いい!
トム・ウェイツのタバコの火のつけ方を何回真似しても、
あの渋さは年取らないと出ないなぁと思って、
年配の上司に真似してもらって興奮したりする。
タバコが似合う大人になるにはいろんなことを頑張ってから、
疲れて、一息つかなきゃいけないのかもしれないな。
そんなことを見るたびに思います。
一日休みがもらえているときなど、ゆっくりしながら鑑賞するのに向いているかと思います。
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