コーヒー&シガレッツのレビュー・感想・評価
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まあまあだった
席に座ってコーヒーを飲んでタバコを吸って喋るのが繰り返される。特に展開がないので退屈するかと思ったら、すぐに終わって次の話になるので飽きない。ただ、だからと言って面白いのかと言えば別にだ。以前から存在が気になっていたので、万が一面白かったり大傑作だった見逃していたことを後悔するのだが、特に面白いわけでもないことが確認できた。
コーヒーはブレンディのレギュラーを長年飲み続けており、さっとアイスコーヒーも作れるし、味もいい。豆で入れるコーヒーも飲むことがあるのだけど、ブレンディよりおいしいとも思わない。タバコは吸わない。この映画のコーヒーはブレンディよりおいしくなさそうで、この映画を見たからと言ってコーヒーにこだわりたくならないし、タバコを吸いたくなりたくならない。
素晴らしい演技に感銘を受けるわけでもない。有名人と無名の人の対比が多い。有名な人たちが無名の人をいじるのは感心しない。
たまにツボる会話劇場。
ジュークボックスにトム・ウェイツはあっても良いと思うけど。ダメかw
ジム・ジャームッシュ レトロスペクティブ2021の鑑賞2作目。
2〜3人の演者によるテーブル会話のショートショート11編。
オチのスッキリしないショートコントを見てる気分の冒頭。コレが段々とクセになって行きます。中毒性有りです。最後は、「もう終わりなん?」って言いそうになります。11編もあったなんて。
ジュークボックスにトム・ウェイツが無ければ、イギー・ポップも無いでしょうよ。実験機のテスラコイルの可愛らしさ。カッコ良いトコロを見せるどころか、返り討ち的にプライドズタズタにされた大学生。設定も行動も意味不明なスター・コメディアン。
なんでもない会話に滲む人間性やら、その人の性みたいなことに、地味にツボる。シュールな一本目から、リアルに変化して時々コント。笑いどころを探してニヤけてれば良い、脱力感が好き。
予測ほど、ツマラナク無かった。
むしろ、ツボにハマった。
2005年ベストムービー!⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️✨
『JIM JARMUSCH Retrospective 2021』にて鑑賞(初見)。
この作品は、過去に撮った短編とか新作の短編とかをまとめたそうな…中にはSNL(Saturday Night Live)のための映像もあるそうです…。なるほど、そんな"ノリ"でした(笑)
しかし、そんな事は知らなくても、何ともシニカルなこの11篇の小品に心を奪われます。
こんな素敵な作品、今まで観てなかったなんて!!(笑)
映画館で観られて、しあわせ!
また行こ…笑
*バックに流れるBGMも素敵でした…おっ!Funkadelicやん!笑
"Louie,Louie"
≪JIMJARMUSCHRetrospective2021≫
オープニングに流れるリチャード・ベリーの元祖「Louie,Louie」からエンディングはイギー・ポップがPunkにカバー、個人的に一番馴染みがあるのは"TheKingsmen"であるド定番!?
初公開時に劇場で観た二十代、サントラは既に廃盤であの頃より知識のある自分の成長を噛み締めながら久々に観た本作を"Skatalites"の「NimblefootSka」で身体を揺らしながらジャームッシュのセンスに浸る十一話の短編集。
イギー・ポップとトム・ウェイツ、二人はどうやらミュージシャンで本人役かと思いきや何かズレている、医者を兼業するトム・ウェイツからのRZA、そんなRZAのニット帽は「ゴースト・ドッグ」のロゴマークで"それは命取り"から「ゴースト・ドッグ」の劇中での休憩場面を描いているような冗談みたいな話。
サンキ・リーが吸う煙草がセブンスター、丁度「ミステリー・トレイン」の合間、永瀬のワンカートンに片仮名でセブンスターって変な繋がり??
コーヒーを飲んでタバコを吸い誰かと語り合う至福の時、それが出来ないクソッタレな東京だが、映画は思う存分に観れる東京な訳で、、、、。
初公開時、旧チネ・ラヴィータで初鑑賞。
JIM JARMUSCH Retrospective 2021 ど...
【噛み合わない日常】
この11の短いストーリーのオムニバスは、僕達の噛み合わない日常そのものだ。
でも、たとえ噛み合わなくても、愛おしい日常だ。
会話が面倒だったり、話題の方向性が違ったり、集中したいことがあるのに気がそがれたり。
うわべだけ何とか取り繕って、やり過ごしたいこともあるし、必要以上に深入りしないで済ませたいことだってある。
うるさいと感じることもあれば、どうでも良いこともけっこう多い。
だから、とにかく、大過なく過ごせれば御の字なのだ。
そして、そんな時、コーヒーとタバコは、少しだけ潤滑油になるから、なんか良いのだ。
僕達の日常の大半は噛み合わないことだらけだ。
食事やお酒は、結構、仲の良い友人や同僚向けだ。
だから、コーヒーとタバコが良いのだ。
ところで、アメリカのコーヒーは、大概、実に不味い。
今は、スタバの登場でかなり変わったと思うけど、昔は、本当に不味かった。
「コーヒー&シガレッツ」を久々に観て思い出した。
理由は、あの米国的合理性で考え抜かれたコーヒー・メーカーで、予め淹れたコーヒーを、サーバーで保温して、そのままにしておくからだ。
このスタイルの日本の昔ながらな喫茶店のコーヒーも実に不味かった。
昔、付き合ってた彼女と旅行に行った地方の喫茶店に入って、彼女がコーヒーを注文して、僕がココアを頼んだら、僕に向かって”女の子みたいね”と言う彼女に、そのコーヒーはきっと不味いよと言ったら、少しだけ飲んで、すごく不機嫌になっていたことを思い出す。
ファミレスに夜中に行って、長居してると、おかわりのコーヒーも実に不味かった。
最近は、アメリカもスタバが多くなって、外で飲むコーヒーは改善してると思うけど、多分…というか…絶対、アメリカの家庭のコーヒーは不味いまま…だと思う。
なぜなら、あの米国的合理性で考え抜かれたコーヒー・メーカーが主流に違いないからだ。
本当に美味しいコーヒーは、アラビカ種で、可能であれば、評価の高い産地ので、酸味が効いてフルーティな香りが口の中に広がる豆を、挽きたて、中温のお湯で淹れたのが良いと思う。
ああ、あの不味そうなコーヒーは飲みたくないなと思う自分がいる一方、そんなことをいう自分に、ちょっとだけ寂しい気にもなる。
そんな風に思わせてくれる、ジム・ジャームッシュは、やっぱり、なんか良い。
カッコいいけど・・
アルフレッド・モリナ・・・ますます好きになってしまった。
作られた年代も様々。登場人物も色々楽しめましたけど、「いとこ同士?」の二人(アルフレッド・モリナとスティーヴ・クーガン)が最高でした。何故だかこのショート・ストーリーだけコーヒーじゃなく紅茶なんですよね。“Are you gay?”の一言で会場は爆笑の渦につつまれましたし、映画だから“スパイク”といえば、スパイク・リーですもんね。ここでも笑っちゃいました。
そして「カリフォルニアのどこかで」のトム・ウェイツとイギー・ポップとのミュージシャン対決。ジュークボックスが置いてあるカフェに羨望の眼差しで見ていましたが、ミュージシャンにとってはつらいところかもしれませんよね。
ビル・マーレイのコーヒー一気飲みもケイト・ブランシェットの一人二役も素敵でしたよ。そして、ラストには各々のショートストーリーのネタが繋がってくる面白さもありましたし、コーヒーとタバコ以外でもチェス盤をイメージしたチェッカーがあちこちに配置されたり、真上からの映像がいい味出してました。
コーヒーとタバコはなくてはならないものだ。今では喫煙率の低下によって、居場所がなくなりつつある愛煙家。小さなスペースで無駄話をして、全く会話が噛み合わないというばかばかしい時間を楽しむことが至福のときなのです。
一番良かったのは、ケイトブランシェットが一人で二役やってる「いとこ...
一番良かったのは、ケイトブランシェットが一人で二役やってる「いとこ同士」。
別日に撮影して後から合成したとのこと。スターな従妹をロックな姉ちゃんがタバコふかしながら喋くる。仲は悪くないみたいな。灰をぜんぜん気にしてねぇのも良かったし、スターいなくなったら店の奴が急に態度変えてきて禁煙とか言いだすのも面白かった。
DVDに監督インタビューついてるんだけど、
「この台本のどこが面白いか言ってみろ」といってトムウェイツが台本叩きつけてキレたらしい。だからこの映画の中の不機嫌そうな感じでやってるのはガチ。イギーがトムをなだめるみたいなやりとりがあったようだ。
イギーポップの顔が凄い良い。めちゃくちゃ好き。
あとは銃のカタログ見てる美女のわんこそばみたいなやつも結構良かった。
1話だけ珈琲じゃなくて紅茶のやつがある。
モノクロ映画ならでは
映画「パターソン」を見たいと思っていたが、その前にジム・ジャームッシュ監督の他の作品を見ておこうということで、本作を鑑賞。個人的には割と好きな映画であった。
全編モノクロ、10個前後のショートストーリーからなるオムニバス映画であり、各ストーリーでキャラクターがコーヒーを飲み、タバコを吸っている。有名なミュージシャンや俳優などが出演しており、彼らが本人役で演じている。
まず、本作は登場人物がコーヒーを飲み、タバコを吸いながら、とりとめもない会話をしている"だけ"の映画である。(Wikipedia引用)
そんな映画なのに本作を楽しめるのは映画のコンセプトがしっかりしているからである。全編モノクロであることにより、オムニバス映画なのに全体に統一感があり、各々の会話に焦点を当てている。
なんかちょっと変なやつもいるんだけど、他愛もない話がとても人間的でクスッと笑えるシーンが多いのも魅力の一つ。俳優の名前や職が登場人物にそのまま反映されているのも面白くて、本当にその俳優がプライベートで会話しているのを見ているかのように感じて笑える。特にホワイト・ストライプスの二人が音楽の話と全く関係ない話をしているのは面白かった。イギー・ポップとトム・ウェイツの話も面白い。
各ストーリーはコーヒーとタバコだけで繋がりがあるように思えるが、最後の方のストーリーになってくると前のストーリーの会話と少し繋がってくる。
お店で流れている曲など音楽もかなり良かった。
自分も出演者は全員知ってるわけではなかったが、多少知ってないと面白みは半減するかもしれない。シンプルだけどユーモラスな映画を見たいという方にはオススメ。
上からのアングル最高!
イギー・ポップやザ・ホワイトストライプスが出ているということで、よくわからないままに見たこの作品。以来ジム・ジャームッシュの映画をよく見るようになった。登場人物は、基本的にコーヒーとタバコを挟んで話しているだけだ。ぎこちない会話をする組もあれば、店員が入ってきて笑える話をする組もある。そして、必ず話の途中で何回か上からのアングルに切り替わる。普段、なんとなくカフェやレストランでコーヒを飲んでいるが、その何気ない仕草一つ一つを意識させられてしまう。自分も途中で、急いでコーヒーを沸かして(残念ながらタバコは吸わないが)一緒に飲んだ。確かに、"ストーリー性"はないのだけれども全然違った意味で楽しめる映画なのではないかと思う。
小粋
そうだ、コーヒーを飲みにいこう
DVD、リピートで延々と流していても全く飽きが来ない作品。
外に出て、珈琲とタバコを嗜めば、「ルネ」みたいに(私自身は男だけども)出会いがあるかもしれない。
スティーブ・ブシェミみたいな変な奴に絡まれるかもしれない。
ビル・マーレイっぽい人と出会えるかもしれない。
時間がゆっくりと流れて、気づいたら「シャンパン」気分で珈琲を飲んでいるかもしれない。
ここに出てくる大人たちはみんながみんな格好いい!
トム・ウェイツのタバコの火のつけ方を何回真似しても、
あの渋さは年取らないと出ないなぁと思って、
年配の上司に真似してもらって興奮したりする。
タバコが似合う大人になるにはいろんなことを頑張ってから、
疲れて、一息つかなきゃいけないのかもしれないな。
そんなことを見るたびに思います。
一日休みがもらえているときなど、ゆっくりしながら鑑賞するのに向いているかと思います。
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