劇場公開日 2005年4月2日

「コーヒーとタバコがあればよし」コーヒー&シガレッツ チャーリーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5コーヒーとタバコがあればよし

2014年7月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

悲しい

幸せ

とっても端的なメッセージですけど、これ、私が20歳頃に真剣に考えていたことだったので、まさかジム・ジャームッシュがこんなタイトルの映画を作ったなんてとビックリしたのを覚えています。
いや、あるじゃないですか、そんな風に思うことってね。そして、今でもそんな風に思い続けてるわけですよ、ジム・ジャームッシュって。それを思い続けられるのはもう、ひとつの才能だなぁと思うわけですよ。
短編の寄せ集めのこの映画ですけど、どれも好きですね。このシリーズで撮り続けてほしいですね。なんていうか、ちゃんと人が描かれてるってことにつきるんですよね。そして二人の人が、コーヒーとタバコを間にして、つながっているような、それでいて、まったくつながっていないような、結局のところ、人間関係なんて、こうしたものの積み重ねであって、それを愛するしかないって思うんですよね。やはりどうも、ジム・ジャームッシュの世界にはある種、無条件に受け入れてしまう自分がいますね。
あ、あと、この短編のどれが好き?とか言って、友人とダラダラ話せたら、それって幸せな感じがしますよね。私はやっぱり、ベタですけど、「SOMEWHERE IN CALIFORNIA」かなぁ。焦るイギー・ポップが最高!

チャーリー