「コメディは奥が深い」コーヒー&シガレッツ りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
コメディは奥が深い
さまざまな登場人物がコーヒーを飲み、タバコを吸いながら会話する、11のモノクロショートストーリー集。
1.変な出会い(1986)
コーヒー飲んみながらタバコ吸うスティーヴンとロベルトの会話。2人が席を何度も替わるのがおかしいのかな。最初の作品としてはそこそこ。
2.双子(1989)
男女の双子にさぼりのウエイターが入ってくる話。
エルビスがどうの、シャツの匂いか違うから間違えて服を着たとか、これは個人的にはイマイチ。
3.カリフォルニアのどこかで(1993)
音楽をやってる2人が1人は医者もやってて遅れてきた話。
曲が無いというところが面白かった。
4.それは命取り
ジジイ2人と息子の会話
中国も日本も一緒とは、そんな見方されてるんだという落胆した。
5.ルネ
美女とウエイターの話。
何が面白いのかわからなかった。
6.問題なし
黒人2人の話。
問題ないかしつこく聞くのだが、これも笑いのツボがわからなかった。
7.いとこ同士
女2人、エスプレッソラージを注文。
さとう5個も入れるんだ、と驚き。
金持ちはタダで貰い、貧乏人は金を出して買う、という発言が、なるほど、と面白かった。
ケイト・ブランシェットが一人二役してた様だが、雰囲気がまったく違っててわからなかった。
8.ジャックがメグにテスラコイルをみせる
あの有名な発明家テスラに関する話をジャックがメグにするのだが、エジソンをイジってるのかも、と思いながら観てた。
メグが賢すぎ、というのが笑いのツボだろう。面白かった。
9.いとこ同士?
アルフレッドとスティーブの2人の俳優の会話。
夏のロスで、イギリス戦のジャケットを着てたスティーブが売れない俳優と思ってたアルフレッドに高飛車な対応してた。
アルフレッドから家系図を調べていたら曽曽曽祖父が繋がり、いとこ同士だと言い出す。そして自分の方が上だと思ってたら、アルフレッドは大物と知り合いだったという話。
こんな態度をとる人、よく居るよね。最後のクソ、が面白かった。
それと、いとこ=COUSINSという単語だけと、日本では親が兄弟、つまり祖父母が一緒、というのをいとこ、というのだが、ここで言ってるいとこは、遠い親戚、って感じだった。
cousinという英単語が日本でいういとこ以上の意味を持つのだと知ることが出来た。
10.幻覚
紅茶を飲んでる黒人2人のところにビル・マリーがコーヒーを持って登場。
2人がビル・マリーに、ゴーストバスターズの・・・と言い、コーヒーをカップに注がず飲む人は幻覚?
ビル・マリーは居るだけで面白い。
11.シャンパン
ジジイ2人がコーヒーで乾杯
昼飯食べたのを忘れた。
いずれこうなるんだろうな、という、笑えない話だった。
97分の作品で11の短編だから、1つが10分程度と短い。面白さがわからない作品が多く、コメディって難しいな、というのが全体を通しての感想。
レビュー書かくことを考えずに観たら違うのかもしれないし、全俳優の事を知ってたらまた違った感想を持つかもしれない。
そんな感じ。