「【クスリと笑える、珈琲と煙草を介したオカシナ会話劇が沢山詰まっている短編集。”ゆるーい笑い”が好きな私には堪らない作品である。】」コーヒー&シガレッツ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【クスリと笑える、珈琲と煙草を介したオカシナ会話劇が沢山詰まっている短編集。”ゆるーい笑い”が好きな私には堪らない作品である。】
ー 久方ぶりに鑑賞したが、ジム・ジャームッシュの見る側から”緩い笑い”を引き出すセンスには脱帽である。
ニコラ・テスラやヴィヴィアン・ウェストウッドの名前をさり気なく盛り込んだオカシナ会話劇の数々を堪能した。ー
◆感想
・今作は、11の短編から構成されている。
全く個人的嗜好だが、特に好きな短編は
・”ルネ”
一人くつろぎながら珈琲を飲む美女の元に、矢鱈と珈琲を注ぎに来る男と美女との遣り取りが絶妙にオカシイ。
・”いとこ同士”
大スター、ケイト・ブランシェットと、やさぐれ感半端ない従妹(ケイト・ブランシェット:二役)との、やや噛み合わない会話。
”化粧品とか、車とか貰ってんでしょ?””化粧品はあるけど、車はないわ・・。”
大スター、ケイト・ブランシェットの居心地の悪そうな表情と正反対の役を演じる彼女の姿が、オカシイ。
・観る度にクスクス笑う、私にとっては鉄板の作品は、
”カリフォルニアのどこかで”
イギー・ポップとトム・ウェイツのロックンローラー同士の禁煙についての、どうでも良い話のあと、
イギーがどや顔で、
”この店のジュークボックスにお前の曲は入ってないぜ”
と言って店を先に出た後に、トム・ウェイツがこっそりジューク・ボックスを見に行って、
”奴のもないや・・”とボソリと呟く・・。
あー、オカシイ。
<舞台を固定して、最小限の会話だけで面白き作品を作るには優れた脚本が必要である事は、万民が知る事である。
今作はジム・ジャームッシュの”ゆるーい笑い”を引き出す絶妙な脚本と、本名で登場する俳優達の笑顔を殆ど見せない演技(これが、オカシイ)を楽しむ作品なのである。>
コメントありがとうございました
愛妻家♥のNOBUさんにはコーヒーで乾杯です
僕きりんも残念ながら(?)タバコはやらないんですが
〉家人から結婚後に言われた言葉
“あなたが煙草を吸う人だったら、一緒にならなかったわ”
うーん、まるでイングリット・バーグマンの台詞じゃないですか。
・・NOBUさん良かったですねー!ヤバかったですよ、ギリギリセーフでしたね
😱💦
宇多田ヒカルのFirst Love
「最後のKissはタバコの匂いがした、甘くて切ない香り・・」
には僕はちょっと憧れてますが。
コメントのお礼としてささやかですがの昔から気に入っているこの歌を
「コーヒーをいれたから」/ Ikuko(2002・FULL)
ではでは―
NOBUさんこんにちはー
当レビュー欄も、昼下がりのゆる~いコーヒー談義でなごみますね(笑)
コーヒーも大豆も植物のマメなんですが、
納豆が大好きな僕はコーヒーもどこかねばりがある納豆の風味を感じるので「戦時中の大豆の代用コーヒーもかくや?」とどうでもいい独り言です。
一日五杯は飲んでます。
僕の高校時代のコーヒーの思い出はワンコさんへのコメントを覗いて下さい。
・・・・・・
話変わって「1944独ソ、エストニア戦線」、おすすめです。
ウクライナがわかります。