劇場公開日 2005年4月2日

コーヒー&シガレッツのレビュー・感想・評価

全47件中、1~20件目を表示

4.0絶妙な不和と倦怠の描き方。会いたくて会っているけれども、特にこれと...

2025年10月3日
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絶妙な不和と倦怠の描き方。会いたくて会っているけれども、特にこれと言って話すこともないところとか、話しているけど内容が全く伴っていないところとか、妙な会話のリアルさを感じさせる。コーヒーとタバコというのが、そう言った印象を表出している共通項として、効果的な後景になっていた。なんだか不思議にいつまでも見られる感じであった。

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kp

3.5タバコとコーヒーとおしゃべりの組み合わせは最高

2025年10月2日
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鑑賞方法:映画館

癒される

同じ様なシチュエーションで演者変えた作品の短編集。もう最近は喫茶店でもタバコが吸える所は少なく、吸ってるタバコも電子タバコという人が多いだろう。
私自身禁煙して何年も経ち周りも禁煙した者や電子タバコへ切り替えた者が多いが、この映画を観たらまた喫茶店でタバコを吸いコーヒーを飲みながらおしゃべりをしたくなってしまった。
禁煙して間もない方は鑑賞要注意!

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Kei6

3.0コメディは奥が深い

2025年10月2日
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鑑賞方法:映画館

笑える

知的

難しい

さまざまな登場人物がコーヒーを飲み、タバコを吸いながら会話する、11のモノクロショートストーリー集。

1.変な出会い(1986)
コーヒー飲んみながらタバコ吸うスティーヴンとロベルトの会話。2人が席を何度も替わるのがおかしいのかな。最初の作品としてはそこそこ。

2.双子(1989)
男女の双子にさぼりのウエイターが入ってくる話。
エルビスがどうの、シャツの匂いか違うから間違えて服を着たとか、これは個人的にはイマイチ。

3.カリフォルニアのどこかで(1993)
音楽をやってる2人が1人は医者もやってて遅れてきた話。
曲が無いというところが面白かった。

4.それは命取り
ジジイ2人と息子の会話
中国も日本も一緒とは、そんな見方されてるんだという落胆した。

5.ルネ
美女とウエイターの話。
何が面白いのかわからなかった。

6.問題なし
黒人2人の話。
問題ないかしつこく聞くのだが、これも笑いのツボがわからなかった。

7.いとこ同士
女2人、エスプレッソラージを注文。
さとう5個も入れるんだ、と驚き。
金持ちはタダで貰い、貧乏人は金を出して買う、という発言が、なるほど、と面白かった。
ケイト・ブランシェットが一人二役してた様だが、雰囲気がまったく違っててわからなかった。

8.ジャックがメグにテスラコイルをみせる
あの有名な発明家テスラに関する話をジャックがメグにするのだが、エジソンをイジってるのかも、と思いながら観てた。
メグが賢すぎ、というのが笑いのツボだろう。面白かった。

9.いとこ同士?
アルフレッドとスティーブの2人の俳優の会話。
夏のロスで、イギリス戦のジャケットを着てたスティーブが売れない俳優と思ってたアルフレッドに高飛車な対応してた。
アルフレッドから家系図を調べていたら曽曽曽祖父が繋がり、いとこ同士だと言い出す。そして自分の方が上だと思ってたら、アルフレッドは大物と知り合いだったという話。
こんな態度をとる人、よく居るよね。最後のクソ、が面白かった。
それと、いとこ=COUSINSという単語だけと、日本では親が兄弟、つまり祖父母が一緒、というのをいとこ、というのだが、ここで言ってるいとこは、遠い親戚、って感じだった。
cousinという英単語が日本でいういとこ以上の意味を持つのだと知ることが出来た。

10.幻覚
紅茶を飲んでる黒人2人のところにビル・マリーがコーヒーを持って登場。
2人がビル・マリーに、ゴーストバスターズの・・・と言い、コーヒーをカップに注がず飲む人は幻覚?
ビル・マリーは居るだけで面白い。

11.シャンパン
ジジイ2人がコーヒーで乾杯
昼飯食べたのを忘れた。
いずれこうなるんだろうな、という、笑えない話だった。

97分の作品で11の短編だから、1つが10分程度と短い。面白さがわからない作品が多く、コメディって難しいな、というのが全体を通しての感想。
レビュー書かくことを考えずに観たら違うのかもしれないし、全俳優の事を知ってたらまた違った感想を持つかもしれない。
そんな感じ。

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りあの

3.0不健康な組み合わせは最高の幸福

Kさん
2025年9月27日
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鑑賞方法:映画館

リバイバル上映は見逃せない!
入場者特典もあるとのことで初日に鑑賞。

モノクロ映像の中、
11の短編エピソードで構成。

面白くて笑いが止まらないです。
「変な出会い」と「幻覚」がお気に入り。

やっぱり、ロベルト・ベニーニ氏は最高!
コーヒーが飲みたくなるのは言うまでもない。

クセのある会話が繰り広げられて
魅力がたくさん詰まっている作品。

コーヒー愛好家なので最高に楽しめました。

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K

5.0アイホップに乾杯!

2025年7月19日
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笑える

楽しい

癒される

シチュエーションと会話劇の面白さ!
これに尽きる。
モノクロでご機嫌なBGが流れるアバンからしてもう最高!

パルプフィクションもドン引きするくらいくっだらない会話劇。
でもこれが心地いい。
そこに唐突に現れるブシェミ。
最高!
コーヒーに砂糖ぶっかけてフォークで混ぜて
…って、あーもうめちゃくちゃだよ!!

と思ったらケイト・ブランシェットの一人二役会話劇なんていう、超絶豪華な共演までぶっこんでくる
と思ったら今度はビル・マーレイ?
しかも本人役⁈
どこまでも侮れない

とはいえベースはダウナーな会話劇
心の中でツッコミ入れながら見るのも
何も考えずただ流すのも
どんな楽しみ方をしたって良い

これで良い
これが最高

因みに自分は"お芝居"と"フード描写"に注目して楽しみました

定点カメラで長回しなのもライブ感があってたまらなく好み
オムニバスだからショートショートを連続再生してるみたいで飽きない
なんならストーリーなんて分からなくても楽しい

ストーリーがないからこそ…
人の一つ一つの挙動に目がいく
それがフェティッシュで面白い
食器が鳴らす音
店内BGM
そして何でもない会話に注目できる

映画というよりか人間観察そのものと言っても良い
人を物凄く選ぶが、私はツボにハマってしまった
オススメ

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ジョイ☮ JOY86式。

3.5何回もチャレンジした作品

2024年5月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

5回ぐらい見ても短編2話目で記憶をなくして寝てしまうすごい作品でした。
個人的には昼間元気な時に見ると良いと思います。
仕事終わりや学校後に見るにはしんどいかもしれません。
やっと今日見ることができました。モノクロ 短編 会話中心という私にとっては眠気誘う塊のような映画。
ただつまらないってことはなく、クスッと笑ってしまう会話もあるし不思議な映画です。
なんだかんだオシャレですし。

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ルゲ式

4.0煙草の匂いと既視感に包まれる

2024年5月18日
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鑑賞方法:映画館

禁煙してから約10年。もっと前に この映画を観ていたら、また煙草を吸ってしまっていただろうな。仕事の時は缶コーヒーと煙草の組み合わせだったから、もしそんな話があったら、即喫煙してしまったかもしれない。

即興劇の様な居心地の悪さと可笑しさが混在した話が積み重なっていく。どこかでこんな経験したよな、と自分の記憶をたどる。途中からいつ終わるのかと感じてくるけど、前半の話に出てきた言葉が、後半の話で再び出てくることで新鮮味が戻って来るから不思議。

個人的にはビル・マーレイとGZA、RZAの「幻覚」がお気に入り。どの話も面白いのだが、登場する役者さんのことをよく知っていたらもっと楽しめたかなと、少し悔しく思った。

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komasa

5.0古い映画のリバイバル上映だけどおすすめ

2024年5月1日
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鑑賞方法:映画館

今年167本目(合計1,259本目/今月(2024年5月度)1本目)。
(前の作品 「辰巳」→この作品「コーヒー・シガレッツ」→次の作品「」)

 古い映画ですが、いわゆるリバイバル上映をしていたので見てきました。

 映画自体は、コーヒー、あるいはたばこに関係する10~12程度のミニ小話といったところで、個々につながりはありません(共通人物もいないはず)。ただ、個々の発言が次の小話に微妙に影響を与えていたり、内容を示唆していたりと、個々面白い工夫がありますね。

 モノクロ映画で、2005年ということなので意図的な表現なのだろうと思いますが、この映画は個々の小話(10~12分くらい)を楽しむものなので、カラーかモノクロかはあまり大きな問題ではないかなといったところです。

 個人的には「問題はない」(問題なし、だっけ?)、ついで「カリフォルニアのどこか」が良かったかなといったところですが、上述通り、そのあげた小話や一つ前や一つ次の作品で当該作品に触れていたりといった部分があるので、ここの「良かったかな」も参考といったところです。

 映画の構成の仕方としてはレアな構成になると思いますが、古い時代の作品を見てよかったなといったところです。採点上気になる点までないのでフルスコアです。

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yukispica

4.0この映画のどこが好きなのか、20年越しで分かった気がしました

2024年4月30日
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どのエピソードも後に残る人物が、ふと素の表情を見せるところがオチとして効いています。

そして、教訓めいたものは全くないのですが、一様に感じることがありました。

それは「人と気まずくても、噛み合わなくても、別にいいじゃん」ということ。

誰かのご機嫌をとったり、なんだかんだ気を遣わなくても…いや、気を遣ってトンチンカンなことになっても、べつにそれでいいじゃないか…そんな気持ちになるのです。

ジム・ジャームッシュ作品には、いつもそのような世界が繰り広げられていて、どことなくピントのズレた会話に安心感がもらえます。

そこが好きなところなのかな、と今回気づきました。

映画の中ではコーヒーがどうもまずそうに見えて仕方ないのですが、泥水みたいなコーヒーでも飲みたくなるので、鑑賞前にご用意を忘れずに…。

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ほりもぐ

5.0トム・ウェイツなんで歌わないのか?

2022年11月20日
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マサシ

4.0日常と非日常とコーヒーとシガレッツと。

2022年10月17日
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鑑賞方法:映画館

~さよなら興行~「テアトル梅田を彩った映画たち」にてリバイバル上映。

これぞTHE・ミニシアター!!10年以上かけて撮り貯められた11本から成るオムニバス作品。チェス盤に見立てたテーブルを挟んで繰り広げられる普通の人やちょっと変わった人達の会話劇。コーヒーを飲みながらタバコを吹かすその行間に感じる様々な人間模様。小技の連続でお洒落過ぎました。

いとこ同士パート2は声出して笑ったし、実はキャスティングも豪華でジャンキーなケイト・ブランシェットはかわいいし、ビル・マーレーも最高でした。他愛もないことこそ人生だ。みたいな最後のストーリーも味わい深かったです。

~ここから脱線します~
大阪のミニシアター文化を牽引してきたテアトル梅田が閉館となりました。発表があった日は部屋に引きこもるくらいショックで残念な出来事でした。それに伴って厳選された23作品をリバイバル上映することが決まってこちらはその内の1本です。チケット争奪戦と共に最終日まで9月の後半はテアトル梅田通いの日々となりました。

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はるたろう

3.0ヴン

2022年6月21日
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気まずさや間の悪さを埋める一服と一杯。面子が濃い。

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Kj

3.0イギー・ポップ、トム・ウェイツ、最高❗🎶

2022年5月18日
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笑える

楽しい

イギー・ポップ、トム・ウェイツ、最高❗💕😀

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たもん

2.5眠くなった

2022年5月5日
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単純

オシャレなバーのプロジェクターから無音で延々と流れてそうだな、と思った映画でした。

好きな人は好きかも!
悪くはないけど、わたしには合わず…

こういう映画を心から楽しめる人間になりたいなと、深く思いました🥲

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とろり

2.5上級者向け

2022年4月30日
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鑑賞方法:VOD

序盤はとにかくシュールの一言に尽きる。
後半に入ってからは、全く同じ会話をしたことはなくても、なんとなく共感できる気まずさやぎこちなさが出てくる。
だけど、これは動きのない映画が好きじゃないひとには無理。

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ちかし

4.5僕の愛読書はデズモンド・モリスの「マンウォッチング」。

2022年4月9日
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この映画は、
“カフェでたまたま目にした市井の人たち”をオムニバスシチュエーションで撮りためた(というような設定の)ジャームッシュの映像コレクションです。
・人間たちのコミュニケーションのカタログとして、
また
・俳優たちの動画名鑑として。

気まぐれなオムニバス様でありながら、10年かけて撮った11のエピソード。一見バラバラであるように見えて共通の台詞が用いられる場面もあり、そして「どれもチェス盤をはさんでのやり取り」という設定。
チェス盤のないケイトの幕でもちゃんと彼女のマグカップはチェック模様でしたよね!
⇒人間関係って“ゲーム”なのだと、監督はじっとその様子を観察しているのですね。まさに手練れの業。

最終話「シャンパン」のビル・ライスとテーラー・ミード編が僕の好みとしては一番。

向かい合う人間の仕草は、よく観察するとちぐはぐで噛み合わないから実に面白い。
だから
オチのないコントを見るのは楽しい。
オチのないコントで置いていかれるのはもっと楽しい。
マンウォッチングが大好物な自分としては、11話のどのエピソードも そしてどの人間関係も 観察ネタとしては興味津々のショートショートですね。

突っ込んでもいいし、聞こえないふりをしてかわすのも結構。
他愛のない会話にこそ愛嬌があるというものです。

時々ふと思うのですよ、
「知り合うことはなかったとしても、毎日すれ違う赤の他人にもそれぞれ別の家や生活が。そして人生の誕生と経過と終わりがみんなには有るんだってこと」
― こんなに不思議なことってないじゃないですか。

映画を作ったジム・ジャームッシュの人となりも見えてくる怪作です。

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きりん

4.0コーヒー

2022年3月13日
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みんな噛み合ってない会話をし、別れていく。スケッチみたいな短さで気楽に見られる。

それぞれ撮ってる時代も違うよう。ウータンクランも出てきた。カフェもいろいろ、会話もいろいろ。

いとこ同士?が笑える。「木も好きだ」

2回出てくる「テスラは地球を一つの共鳴伝導体と考えた」というセリフが好き。

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hyvaayota26

4.5タイトルなし(ネタバレ)

2022年2月1日
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P.N.映画大好きっ子さん

3.0市松模様のこだわり

2022年1月7日
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ジム・ジャームッシュと言えば市松模様
スカパンクと言えば市松模様カックイイ〜♡
その割にシーンはそんなカックイくない
のがこのそれぞれのエピソード

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mamagamasako

4.0【クスリと笑える、珈琲と煙草を介したオカシナ会話劇が沢山詰まっている短編集。”ゆるーい笑い”が好きな私には堪らない作品である。】

2022年1月2日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館、VOD

楽しい

知的

幸せ

ー 久方ぶりに鑑賞したが、ジム・ジャームッシュの見る側から”緩い笑い”を引き出すセンスには脱帽である。
 ニコラ・テスラやヴィヴィアン・ウェストウッドの名前をさり気なく盛り込んだオカシナ会話劇の数々を堪能した。ー

◆感想

・今作は、11の短編から構成されている。
全く個人的嗜好だが、特に好きな短編は

・”ルネ”
 一人くつろぎながら珈琲を飲む美女の元に、矢鱈と珈琲を注ぎに来る男と美女との遣り取りが絶妙にオカシイ。

・”いとこ同士”
 大スター、ケイト・ブランシェットと、やさぐれ感半端ない従妹(ケイト・ブランシェット:二役)との、やや噛み合わない会話。
 ”化粧品とか、車とか貰ってんでしょ?””化粧品はあるけど、車はないわ・・。”
 大スター、ケイト・ブランシェットの居心地の悪そうな表情と正反対の役を演じる彼女の姿が、オカシイ。

・観る度にクスクス笑う、私にとっては鉄板の作品は、
”カリフォルニアのどこかで”
イギー・ポップとトム・ウェイツのロックンローラー同士の禁煙についての、どうでも良い話のあと、
イギーがどや顔で、
”この店のジュークボックスにお前の曲は入ってないぜ”
と言って店を先に出た後に、トム・ウェイツがこっそりジューク・ボックスを見に行って、
”奴のもないや・・”とボソリと呟く・・。
あー、オカシイ。

<舞台を固定して、最小限の会話だけで面白き作品を作るには優れた脚本が必要である事は、万民が知る事である。
今作はジム・ジャームッシュの”ゆるーい笑い”を引き出す絶妙な脚本と、本名で登場する俳優達の笑顔を殆ど見せない演技(これが、オカシイ)を楽しむ作品なのである。>

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