トラベリング・ウィズ・ゲバラ

劇場公開日:

解説

革命運動に身を投じる前の若き日のチェ・ゲバラと親友アルベルトの南米大陸を巡る旅を描いた「モーターサイクル・ダイアリーズ」。この作品の撮影風景を記録したメイキング・ドキュメンタリー。

2004年製作/121分/イタリア
原題:In viaggio con Che Guevara
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:2005年2月11日

ストーリー

映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」の原作者で、82歳になっても健在であるゲバラの親友アルベルト・グラナード。作品の製作にあたり、彼は人生の転機となった52年前のゲバラとの旅路を、撮影クルーに同行しながら半年にわたり辿っていった。そして過酷な撮影を間近で見守りつつ、出演者やスタッフへ的確に助言し、当時の思い出や知られざるゲバラの素顔を語ってゆく。

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映画レビュー

5.0字幕がいるな

2021年10月22日
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スペイン語がわからず、このドキュメンタリーを追って、レビューを書くのはおこがましいから、前もってそれを伝えておきたい。

個人的にはエルネスト(チェゲバラ)の綴った日記モーターサイクルダイアリーの完全版を読んで、ウォルターサレス監督のこの映画も観ているので、このドキュメンタリーの進行状態はわかるがスペイン語が理解できないから片手落ちだった。監督はインタビューでポルトガル語(ブラジル語)を使っていて、これもまた理解ができず、途方にくれて動きを追っただけにすぎなかった。しかし、このドキュメンタリーでサレス監督の映画の中のハイライトを見せてくれたので、私が心に残っていたハイライトと一致した。例えば、チリの銅山での米国の資本主義思想から産まれる不平等性やエルネストの誕生日のホセマルティの影響力のある中南米団結思想のスピーチや喘息の彼が向こう岸のハンセン病の住んでいるところまで泳ぐシーンなどだ。

ただ膨大な日記そのもののハイライトシーンは映画のように部分的なものではなく、全体的な描写を掴んでこの日記の中からエルネストの人生を変えた1952年。この旅は彼を医大以前の思想に戻ることができないほど、人生を変えた。

エルネストの親友アルベルト・グラナードが『モーターサイクルダイヤリー』の撮影に同行して、アドバイスをあげたり、当時の状況を説明したりしたらしい。エルネストは耳が悪く(音楽のリズムをつかめない)ダンスも踊れず、医者として、真剣に患者に取り組むし、日記も黙々とつけるようで、アルベルト・グラナードのような人生を楽しむ面白そうなタイプではなかったように感じる。

時間を見てモーターサイクルダイアリーの映画のレビューも書くつもりだ。

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