「変てこな修行ネタが見せ場」少林寺三十六房 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
変てこな修行ネタが見せ場
総合60点 ( ストーリー:25点|キャスト:60点|演出:50点|ビジュアル:65点|音楽:60点 )
正義と復讐に燃える若者が少林寺に潜り込んで修行をして強くなって悪を倒して復讐をするという、昔ながらのありふれた中国功夫時代劇である。そんな物語は都合が良すぎてとても陳腐だし、やっている修行はこんなものが一体何の役にたつのかという馬鹿げたものも多いし、戦いの場面はやたらとゆっくりしているし、当時としては真面目に作ったのかもしれないが現代的視点から見ればB級要素がいっぱい詰まっている。少林寺というものを絶対的正義と強さの場として神格化して、そこで数年を真剣に修行して過ごせば何とかなるというのは鉄板ネタであり、そこに変てこな修行ネタと修行房という設定を持ち込んだのが本作の独自性であり注目点といったところ。
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