スタンピードのレビュー・感想・評価

主役は牛か（笑）
口笛でついてくる牛、かわいい。
牛の暴走、迫力あった。それよりひっくり返る馬車、あれ、大丈夫だったのか？すごかった。

イギリスから角のない牡牛を、アメリカに連れてきた母娘がいた。
アメリカで繁殖させようとするが、邪魔が入ったり、過酷な自然に脅かされる。
撃ち合いはあるが、牧場ドラマだ。

総合：60点 （ ストーリー：60点｜キャスト：60点｜演出：55点｜ビジュアル：70点｜音楽：70点 ）

　最初の30分程度は演出も緩くて、開拓のことなど何もわかっていない母と娘がやたらと口うるさく幅を利かせるだけの軽い喜劇なのかと思って、少々がっかりしながら観ていた。だが牛が暴走するあたりからは持ち直してましになってきた。
　とはいうものの、物語は時々大きく変化するのに展開ははっきりと描かれずいきなりとびとびになるし、何かと説明不足だし掘り下げが浅い。いつの間にか作品の中で時間だけが経ってしまっている。今どういうことが起きているのかをしっかりと描けていないので、いつの間にかあっさりと話が進んで終わったしまった。牧場経営というのは悪くない主題だが、その部分はもっとしっかりと描いて欲しい。牛のことも子供が一頭出来ただけでは話の核としては弱い。