スタンピード
劇場公開日:1966年4月2日
解説
リック・ハードマンのシナリオから、「シェナンドー河」のアンドリュー・V・マクラグレンが監督した西部劇。撮影はウィリアム・H・クローシアが担当。音楽はジョセフ・ガーシェンソン。出演者には「シェナンドー河」のジェームズ・スチュアート、「マクリントック」のモーリン・オハラ、ヘイリー・ミルズの姉ジュリエット・ミルズ、「シェーン」のベン・ジョンソンなど。製作はウィリアム・アランド。
1965年製作/アメリカ
原題または英題:The Rare Breed
配給:ユニヴァーサル
劇場公開日:1966年4月2日
ストーリー
セント・ルイスでの家畜売買に、英国からやって来たマーサー(モーリン・オハラ)とヒラリー(ジュリエット・ミルズ)母娘がいた。母親は英国からハーフォード種の角のない牛を連れて来ていた。アメリカではロングホーン種(角の長い牛)が巾をきかせ、角のない牛は牛同士の生存競争で育たないものとされていた。母娘の雌牛はただの乳牛として買いとられ、ビンジと名づけられた雄牛だけが、ボウエン牧場に2千ドルで買取られた。この輸送を任されたのはサム(ジェームズ・スチュアート)だったが、この牛の優秀さを知るテイラーに、千ドルの金で横奪りを頼まれた。サムは、テイラーの悪辣さを知って、テイラーの牧童で怪我をしているガートとジェフ(ジョセフ・ジョンソン)に千ドルをくれてやるのだった。サムとビンジ、それにビンジが飼育される牧場に向かうマーサーとヒラリー母娘の旅が始まった。ダッジ市から馬と馬車の旅になったが、途中にはボウエン牧場の息子ジェミー(ドン・ギャロウェイ)が出迎えに来ていた。テイラーはサムが裏切ったことを知って、デックとエドに後を追わせていた。だが、2人は牛より母娘の金を狙って一行を襲った。ジェミーは傷を負ったが、2人はサムに倒された。一行はボウエン牧場にビンジを送り込んだ。この旅でジェミーとヒラリーが結ばれ、サムとマーサーの間に愛情が芽生えた。だが牧場主のボウエンもマーサーに愛情を持つようになった。やがて秋が来てビンジは牧地に放された。そして春がやって来て牛集めの季節となった。牧地の各地に散った牛を集めに牧童たちは忙しくなった。牛集めの最中に、サムはハーフォード種の子牛を連れたロングホーンの雌牛を発見した。
スタッフ・キャスト
- 監督
- アンドリュー・V・マクラグレン
- 脚本
- リック・ハードマン
- 製作
- ウィリアム・アランド
- 撮影
- ウィリアム・H・クローシア
- 音楽
- ジョセフ・ガーシェンソン