アドルフの画集のレビュー・感想・評価
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画商マックスの劇中劇!ひき肉キューザックの出来上がり!
架空の人物であるマックス・ロスマンを中心に、もしヒットラーがこのまま画家として大成していたらどうなったのだろうと想像させる歴史ドラマだ。劇中でも絵を描きながら演説してアーリア人の純潔を追い求める姿を見ると、あるいは、全く歴史は変わらなかったとも感じさせるほど人を惹きこむカリスマ性もあるのだ。これがノア・テイラーの唸らせるくらいの演技力!恐れ入った。中でも‘Art+Politics=Power’などと紙に書くシーンは狂気に満ちたヒットラーの片鱗を見せるところであり、見ていて震えがくるほどでした。もちろん演説もすごかったですよ。
ジョン・キューザックの表情も相変わらず良いです。最初のヒットラーの演説を聞いた後に見せる表情なんかは、「こいつに政治活動やらせたら、大変なことになるかもしれない」と考えたのではないかと想像させるほど奥が深いのです。もう一度観るときには確認してみなきゃ・・・
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