「殺人狂」そして誰もいなくなった(1945) 赤ヒゲさんの映画レビュー(感想・評価)
殺人狂
アガサ・クリスティの超有名な原作による映画ですが、たぶん未見でした。ルネ・クレール監督作品は、昔観た「巴里の屋根の下」(30)が面白かった印象があります。今作はタイトルから島に集められた人が順番に殺されることを前提に観るわけですが、あっけなくどんどん死んでいくので観ていて忙しいです(汗;)。細かなトリックがあるというより、奇妙なシチュエーションでの連続殺人や「10人のインディアン」という童謡に倣って殺されたり、殺人のたびに人形が壊されていくという小ネタがとても印象深いです。最後まで犯人がわからず、動機も全く予想外でよくできたミステリーでした。
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