死ぬまでにしたい10のことのレビュー・感想・評価

どう最後を迎えるか 考えさせられた作品。
残されたものになにを残せるかを。
スイートノベンバーもそんな作品だった。

死に向かって苦しむ描写が少なく、ラストが「あ、終わり？」という感じだった。

この手の作品はつまらない物が多い。
しかし、ストーリーはとても魅力的でした。

母親として、女性として
どちらも得ることは不可能なのかも。

良い作品です。

この10のことは、あくまで欧米の人たちの価値観によるものなので、
日本人にとってしっくりこないものもいくつかあると思う。

学生生活の終わりがまるで人生の終わりのような、
妙な強迫観念に駆られている今、この映画を観て受けわたしも何かやらなければ、と思った。

まずは、自分の尺度でやりたいことをひとつずつ見つけ出して
それを頭の中にとどめておかず、書き出すという目に見えるアウトプットの大切さに気付く。
今から卒業までにしたいことを10個、紙に書き出してみようと思う。

2011/01/17　＠ﾒﾃﾞｨﾗﾎﾞ

死を前にした1人の女性は、やりたいことを10個あげる。これは、死を関係なしに生きる人すべてに掲げてほしい10個だった。
自分も含めて。。。

出演者がそれぞれ素敵

若くして母になり優しい夫と二人の可愛い子供と幸せに暮らしてる。けどあと2ヶ月しか生きられないとしたら…女性の内面のリアルな作品だと思った。不純だけどわかる気もする。素敵な男性に出会えて良かったねと言いたい。ただ車から彼女と夫が抱き合うとこを見る彼。彼にとっちゃー、きっつい光景だろうなー。

他の男性と遊ぶなど理解し難いこともあった。
主人公が女性なので共感しづらいが、死ぬことを考えることはできた。

一つひとつ思い返してみても納得できるストーリーだが、山がなく終わってしまった。

死ぬときの家族との別れをしっかり描けばよかったと思う。

他の男をつくるのは胸くそ悪くなる。

余命をどう過ごすのかを考えさせられ、今やるべきことをやりたくなった。

主人公イザベル・コヘットの淡々とした演技がとてもいい。
物語自体も淡々としており、盛り上がりも大してないのだが、こんなふうに死を受け入れられたらいいなと思わせる内容のものだった。