「英国は日の沈まない国。新西蘭 濠太剌利 加奈陀 は英連邦」クジラの島の少女 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
英国は日の沈まない国。新西蘭 濠太剌利 加奈陀 は英連邦
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先ずは、ニュージーランドは『白豪主義』を取っていた英連邦の一国である。
また、マウイ族から見て、英連邦がどんな国であったかを知って、二つの民族の歴史を知って置くべきだ。それを踏まえて、この映画は見るべきだし、『白豪主義』は、日本や中国に対する『黄禍論』と同化して、第二次世界大戦戦の後暫くの間、威勢が続いていた事も理解しておくべきだ。ラグビー人気で、オーストラリアやニュージーランドがマウイ族に対して敬意を表し、軟化政策を取っている事も確かだろうが、一方で強引な同化政策は、今に始まったことではない。同じ英連邦のカナダでも、過去における同化政策で、過去の人達が少数民族にとった差別的行為を、ローマ教皇が代わりに謝罪をしている。だから、男女の問題と言うよりも、民族間の問題としてこの映画は見るべきである。
この映画の演出家は充分にそれを分かって、作品を作っていると思うので評価したい。良い映画だ。
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