パイランのレビュー・感想・評価
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静かなる海の波際に佇む詩情豊かな傑作映画のひとつ。
リゾート開発が進む前のおそらく釜山と副都心開発が始まる前の仁川周辺の、日本で言えばオリンピック前夜の日本のような景色の中で、運命に翻弄された男女のすれ違いを純愛と言う何ものにも冒しがたい心の姿をよりどころに、当時韓国の抱える問題の一編を浮き彫りにさせる、詩情豊かな宝物のような世界を描いた傑作ではないだろうか。この作品を惜しみなく自らな大切な作品のひとつとして紹介してくれた友に心から感謝。観る者にとってこの作品が大切な作品になっていく魔法が随所に仕掛けられ、観たものたちはこの作品の主人公たちの心にシンクロしつつ、その過程で自らの心までも洗われていく過程に酔いしれる事であろう。切なさと懐かしさと辛さと悲しみ・・そして切に喜びを希求する自分を自ら発見することになる‥そんな大切な作品でありました。
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偽装結婚のはてに
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