「笑いのツボが違いすぎます。」アナライズ・ユー よしさんの映画レビュー(感想・評価)
笑いのツボが違いすぎます。
刑務所から仮出所したマフィアのボスと、また彼に係ることとなった精神科医のドタバタを描く物語。
「アナライズ・ミー」が高評価から製作された続編作品。
でも、私的評価は、前作から大きく下げた作品です。
何が嫌か・・・と言われれば、マフィアのあくどさがそのまま描かれていて、まったく笑えないこと。
前作のレビューでも書きましたが、ロバート・デ・ニーロの迫力が、悪い意味で強すぎます。
更生する為の職場、撮影現場での彼の言動。それに対して不愉快に感じ困惑する人々を観て、私は笑うことが出来ません。
前作では、まだ精神科医家族だけのドタバタでしたから許容出来たのですが、本作では無理でした。
ただ、ラストの展開のアイデアはとても良かったと思います。願わくば、もう少し終盤はしっかりと描いて欲しかった。それなら、もっと驚きとカタルシスを得られたと思い、その点も残念に感じました。
中盤(私が不愉快に感じた部分)を端折って、ラストの展開を厚くした方が良かったように思います。
私的評価は、厳しめです。
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