「ミラ・ジョボビッチはピタリの配役にも思えたが、妖艶さもそこまでではなく、かなり期待はずれ」ノー・グッド・シングス Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
ミラ・ジョボビッチはピタリの配役にも思えたが、妖艶さもそこまでではなく、かなり期待はずれ
ボブ・ラフェルソン 監督による2002年製作(97分)アメリカ映画。原題または英題:The House on Turk Street、配給:ギャガ=ヒューマックス、劇場公開日:2003年3月8日。
原作は未読で、ハードボイルド作家ダシール・ハメットの短編小説『ターク通りの家』とか。
ミラ・ジョボビッチ演じるヒロインErinが、犯罪集団の親分(ステラン・スカルスガルド)の支配下で2人の男たちを操って大金を得ようとして動き、更には主人公の警官(サミュエル・L・ジャクソン)も誘惑しようとする。
ただ、悪女という設定でもなく親分の暴力で仕方がなくとの設定で、中途半端な感じで少々物足りなさを感じてしまった。あと、容姿からピタリの配役にも思えたが、演出の問題なのか演技力の問題なのか、ジョボビッチの妖艶さもそこまでではなく、かなり期待はずれであった。
普通の映画で見るのは実は初めてだが、彼女はアクション映画の方が合っているということなのなのだろうか。また映画向きでとても面白い原作と思ったが、脚本が今ひとつなのか、何故か盛り上がらず、とても惜しい!と思ってしまった。
監督ボブ・ラフェルソン、脚本スティーブ・バランシック、原作ダシール・ハメット、製作総指揮ピーター・エム・ホフマン、製作バリー・バーグ、撮影ファン・ルイス・アンシア、美術ポール・ピーターズ、音楽ジェフ・ビール、編集ウィリアム・S・シャーフ、衣装デザインメアリー・クレア・ハンナン。
出演
Jack Friarサミュエル・L・ジャクソン、Erinミラ・ジョボビッチ、Tyroneステラン・スカルスガルド、Hoopダグ・ハッチソン、Mr. Quarreジョス・アックランド、Mrs. Quarreグレイス・ザブリスキー、Davidジョナサン・ヒギンズ。