ヴァン・ダム IN ディレイルド 暴走超特急のレビュー・感想・評価
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今更、列車もの?
暴走列車のアクション映画は数多あるので既視感は免れない、それでも、冒頭に派手なカーチェイスを加えたり、ヘリコプターのトンネル衝突や列車の屋根をバイクで疾走するシーンなどは工夫が伺えます、そんな中でもコロナのパンデミック以前ですが生物兵器を絡めて天然痘ウィルス飛散は暴走列車より怖い設定でした。
主人公はNATO軍の工作員、表向きはセールスマンらしいがこともあろうに家族が火中に飛び込んでくる事態、工作員なら仕事の内容は家族にも極秘の筈だが脇が甘いですね、おまけに軍の対応がおかしいと思ったら上司が裏切者、お粗末な情報機関もあったものです。
まあ、それなりにドキドキはさせてくれましたがジャン・クロード・ヴァン・ダムを勇敢なお父さんに描くホームドラマ風仕立ては雑味に思えて微妙、ヴァン・ダム映画の傑作という程ではないでしょう。
ジャン=クロード・ヴァン・ダム
序盤まずまずの滑り出し。列車からがダメダメだ。 ヴァンダム弱過ぎ。...
家族が巻き込まれた列車強奪
撲滅したはずの天然痘ウィルスが!!
完全に『カサンドラ・クロス』に負けている。発想が同じな割に極めてつまらないB級アクション映画となってしまった。予算もないのだろうけど、ヴァンダムアクションさえ封印されてしまったかのよう。得意の後ろ回し蹴りも狭い通路では役立たなかったみたいですが、なんと実の息子の蹴りが!というところだけが見応えあり。
ガリーナという女性をスロバキアからドイツまで列車で護衛するという役を受けたヴァンダム演ずるジャック・クリストフ。重要な任務だったみたいけど謎が多いのも事実。列車には家族のサプライズ訪問を受け、浮気を疑われたり、ひっそりとテロリストグループが乗り込んできたりと大変なことになるストーリー。
実はガリーナが持っていたのは生物兵器。その中身は絶滅したはずの天然痘由来のウィルスだ。この感染模様も見どころの一つなのですが、何しろコンパクトではあるがずさんな小型ケースに入れられていたもの。2002年だからって、そんなタバコケースみたいな箱には入れないでしょ・・・と、一応つっこんでおく。そしてNATOの対応策もかなり酷い・・・
日本ではとりあえず76年まで種痘接種があったので、50歳以上(2020年現在)の方たちは大丈夫かもしれませんね。
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