さすらいのカウボーイのレビュー・感想・評価
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愛情と友情の狭間、そして人生のアヤ
NHKのBS放送を録画して鑑賞。
なんとも不思議な余韻を残す作品だった。
気軽で本能のままで生きられる同性間友情と
面倒でそれなりの努力の必要な異性間愛情の
間で揺れ動く人生観を語ったような作品だ。
家庭を捨て気ままな生き方から友情側に走った主人公が、
一旦は妻との愛情側にシフトするものの、
友人の危機を切っ掛けに友情側に戻り
命を落とす。
結末は「友情>愛情」を予感して観ていた
ので予想通りの結末と思ったが、
主人公に助けられた友人の、
まるで彼の代わりのように
「友情<愛情」へのシフトを思わせる
ラストシーンが印象的で
人生のアヤを感じさせる不思議な余韻の映画だった。
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