真夏の夜の夢(1936)のレビュー・感想・評価
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赤い靴以前にこのような芸術性の高いバレエ映画が撮られていたことに驚くだろう
衣装、特殊メイク、合成技術は大昔の作品であることを忘れるすばらしさ
ことに妖精のバレエの幻想的なシークエンスはその美しさに感嘆するばかりだ
妖精の王オベロンとその手下の妖精パックのキャラクターの造形も見事で無数の映像作品に引用されている
音楽もメンデルスゾーンの曲を上手く編曲してあり格調高い
ジェームズ・キャグニーはいつもエキセントリックな彼である
米国人のギャングにしか見えないものの、単調ななかで唯一のアクセントになっており、演技も特に魔法が解けた後の演技はわるくない
舞台を映画にするという課題ほ見事に消化されてはいるが、今日の目からすれば映画ならもっと編集室して刈り込む作業が必要に思えてしまう
しかし赤い靴以前にこのような芸術性の高いバレエ映画が撮られていたのだ
驚くばかりだ
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