ルーヴルの怪人

劇場公開日:

解説

ルーヴル美術館の怪人伝説を基にしたミステリー。監督はこれが日本初公開作となるジャン・ポール・サロメ。製作は「マルホランド・ドライブ」のアラン・サルド。脚本は「ブッシュ・ド・ノエル」(監督も)のダニエル・トンプソンと、「愛を弾く女」のジェローム・トネール。撮影は「マネートレーダー 銀行崩壊」のジャン=フランソワ・ロバン。VFXディレクターは「アメリ」のアラン・カルス。出演は「ワールド・イズ・ノット・イナフ」のソフィー・マルソー、「TAXi」シリーズのフレデリック・ディフェンタール、「クリクリのいた夏」のミシェル・セロー、「アフターグロウ」のジュリー・クリスティほか。

2001年製作/97分/フランス
原題または英題:Belphegor: Le Faune du Louvre
配給:日活(日活=テレビ東京提供)
劇場公開日:2002年6月15日

ストーリー

ルーヴル美術館の地下収蔵室から謎の石棺が、謎の死を遂げたデフォンテーヌ教授の日誌と共に発見される。イギリスからミイラ学の権威グレンダ・スペンサー博士(ジュリー・クリスティ)が呼ばれ、調査が始まった。一方、美術館正面のアパートに住む若い女性、リザ(ソフィー・マルソー)の身辺で異変が起こる。急な停電のあと祖母が倒れ、息をひきとってしまったのだ。再び電気回路がショートした時、リザは電気会社のスタッフであるマルタン(フレデリック・ディフェンタール)と共にアパートの地下に降り、そこがルーヴル美術館の工事現場に繋がっていることを知る。マルタンとはぐれ地下室に迷いこみ、ミイラを見てしまったリザは、その直後に不思議な感覚に襲われた。やがて彼女は、奇行が目立つようになり、夜中になるとルーヴル美術館に入っていく。彼女はルーヴルの怪人の霊に取り憑かれてしまったのだ。まもなく超常的なパワーを発揮し、発狂へと至るリザ。元刑事のヴェルラック(ミシェル・セロー)らはミイラの副葬品を見つけ、儀式を行い霊をしずめる。するとリザは正気を取り戻し、ルーヴル美術館の絵画から無数の霊が飛び立っていくのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

1.0ミイラと博士の日誌

2021年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 「まるでディズニーランドだ」という台詞がピタリとこの映画を言い当てている。ルーヴル美術館のハイテクの要塞といった雰囲気もそうなのだが、映画の編集そのものがハリウッド映画の悪い部分だけを模倣しているのだ。細かすぎるカット割りと妙な色彩感覚、意味のないCG効果とどこをとっても醜い映画としか言いようがない。多分、相当なハリウッドかぶれの監督なのだろう。

 それでも魅力的なソフィー・マルソーとルーヴル美術館、観るべきところはこの2点。他の部分は必要なしかも・・・そう、ストーリーさえも・・・

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kossy