劇場公開日 2002年5月18日

「【人心と未来が読める善良なるアトランティスの心(子供の豊かなる心)を持ったサイコキネシストの老人と少年の交流が齎した幸を、ミステリアス要素を絡ませて描いた作品。】」アトランティスのこころ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【人心と未来が読める善良なるアトランティスの心(子供の豊かなる心)を持ったサイコキネシストの老人と少年の交流が齎した幸を、ミステリアス要素を絡ませて描いた作品。】

2023年3月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■1960年、アメリカの小さな田舎町。
 母と11歳のボビーが暮らす家に、テッド(アンソニー・ホプキンス)という老人が下宿することに。
 目の悪い彼のために新聞を読むようなったのを機に、ふたりは心を通わすようになる。
 やがて、テッドが超能力者で政府機関に追われている身であるのを知ったテッドが起こした行動を描く。

◆感想

・如何にも、スティーヴン・キングの小説を原作にしたヒューマン・ドラマである。

・ボビーや彼が好きになったキャロルを苛める苛めっ子の男の子に、テッドが囁くように言った言葉”君が、お母さんのドレスを着ている事を言ってもいいのかい・・”
ー テッドが過去も含め、真実を知っているシーンが多数描かれる。ボビーの母が悪く言っていた亡くなった父親が実は、粋な男だった事など・・。-

・ボビーの愚かしき母も、徐々に自分の事だけでなく、ボビーを大切にしていく姿。

・大人になったボビーが、且つてのガールフレンドであったキャロルの娘のモリーと出会うシーン等、少し沁みる。
 モリーが言った”観覧車の人?・・。”

<アンソニー・ホプキンス演じる善良なるサイコキネシスト、テッドの姿が印象的な作品。
 そして、今作は少年の心の成長物語でもある。>

NOBU