失はれた地平線のレビュー・感想・評価
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ロナルド・コールマン初鑑賞。キャプラ監督の名作でも映像が失われるこ...
ロナルド・コールマン初鑑賞。キャプラ監督の名作でも映像が失われることがあるのか。静止画+音声のシーンを初めて観て新鮮だった。電気グルーヴのヒット曲、ユーミンの伝説ライブ、吉田拓郎のアルバム、『蒼穹のファフナー』のオープニング曲、ラグジュアリーホテルの名前など、繰り返し使われてきた言葉「シャングリラ」。発祥はこの映画(原作は同名小説)。中島みゆき、中森明菜、久保田早紀、本田美奈子、大西結花、チャットモンチー、ランページ、純烈まで歌ってる。ただここの理想郷はあまりにも宗教じみていて怖かった。雪山のシーンなどは臨場感があり、当時の撮影現場に思いを巡らせた。アカデミー賞美術賞・編集賞を受賞。
プロパガンダに利用されたらしいです
キャプラ先生の名作ですが、愛国と反共に利用された経緯を納得させるようなストーリー展開です。
現代お視点からは、あまりの理想主義に若干の説教寄りも感じますが、昭和9年の段階でこの啓蒙的な内容は、巷間話題となったでしょう。
ただし、キャプラ先生の小気味よい演出は全く色あせていません。
冒険物語とSF、更にファンタジーがミックス
キャプラ監督作品としては、随分と毛色が違う世界に挑戦していた。後のインディ・ジョーンズシリーズの様な冒険物語とSFもの、更にファンタジーがミックスされた印象で、散らかってる印象もあり大成功とは言い難いが、随分と時代の先をいってる様には思えた。
〈シャングリラ〉で 退屈した
子供の頃 リメイク版(1973)を見て、失敗したな、と思った (笑)
でも 製作者と監督がこの原作に惹かれるのは理解できた
理想主義者のキャプラ監督の作品の方は
時代により戦争批判部分の他にも、共産主義批判目的の為にカットされた
修復されたが その傷跡を見ることが出来る
画面も美術も 美しい
なのに シャングリラ滞在場面で退屈してしまう…
葛藤が感じられないからだろうか?
到着する迄と 立ち去り、戻って来る場面は素晴らしいのだが…
サンドラ役の ジェーン・ワイアットが伸びやかで
魅力的
まだ若い コンウェイの弟以外の他のメンバー
(実人生で紆余曲折を経験した)がシャングリラに
馴染んでいってしまうのは わかる
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