「死体のグロさと雪山の美しさが対照的」クリムゾン・リバー parsifalさんの映画レビュー(感想・評価)
死体のグロさと雪山の美しさが対照的
クリックして本文を読む
クリムゾンー・リバーは、血の流れで血筋という意味か。ナチスの優生学に基づいて、優秀な人間を作り、維持させようと研究を進めている大学にまつわる話。その地域すべてが大学の指示に従っているため、遺伝子が近い者同士での交配となり、劣性な遺伝子が生まれ、外部の血を入れるために赤ちゃんをすり替えるという犯罪を犯したきた研究機関を告発しようとして、犯人は殺人を犯していく。大学関係者の手を切断し、眼球をえぐった形で死体を放置し、それに気づいた刑事二人が真相と犯人を暴いていく。
二人の刑事が別々に捜査をする過程で、同時に同じ人物に行き当たって出会う。その辺は予測できた。何ともおどろおどろしい猟奇的な部分と雪山や氷河の美しさの対比が特徴的。
また、二人の刑事のコンビも絶妙。ジャンレノは渋く、バンサンカッセルは軽快で若々しい。乱闘シーンや犯人とのかけっこシーンなど素晴らしい力感だった。犯人役の女性も魅力的。犯人との闘い、雪崩等、最後まで色々な見せ所があって、あっという間の105分であった。
コメントする