「シュールレアリスムのモダン・アートである」オテサーネク 妄想の子供 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
シュールレアリスムのモダン・アートである
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全体主義国家の産児制限をもじって、飽食と性欲と金欲に満ち溢れた資本主義までもアイロニーしている。
魔弾の射手で締めくくる。
アニメーションと小津安二郎監督のカット割りを少しだけ利用したオフ・ビートなホラーを展開している。CGなんか一切使わずに2つの画像を繋げて、合成して行く。シュールレアリスムのモダン・アートである。資本主義経済までも飲み込んで、人間の贖罪自体を糾弾した傑作な作品として、評価したい。
そして、言うまでもなく、3月11日の悲劇を予感している。
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