「ハリウッドから帰ってきたがまだ国際的なジャッキー」アクシデンタル・スパイ Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
ハリウッドから帰ってきたがまだ国際的なジャッキー
総合:65点
ストーリー: 65
キャスト: 75
演出: 75
ビジュアル: 75
音楽: 65
最初はいつものジャッキー映画らしく活劇つきで滑稽に始まる。香港から韓国、トルコに飛び、台湾と韓国の女優が登場する。トルコで大事な部分を絶妙なタイミングでぎりぎりで隠しながら戦い逃げるのは、コントさながらで楽しい。
ところが中盤から雰囲気が変わってくる。日本でもバラエティ番組で天真爛漫さを見せていたビビアン・スーが、ここでは麻薬に溺れる陰のある不幸な女として登場する。また人体実験されたトルコの村の人々の怒りと、さらに追い討ちをかけられる不幸。最初と異なりちょっとこのあたりは雰囲気として重くて息苦しいかなあ。前半と異なり単純に映画を楽しめなくなっていた時間帯でした。
活劇は相変わらず良い。全盛期ほどではないが格闘も頑張っているし、その他の命懸けの格闘も健闘している。終盤は雰囲気は活劇部分で盛り返した。もう一人のヒロインのキム・ミンも美人だったし、ジッャキー映画としては物語もそれなりにこっていて良かった。トルコの街並みなども楽しめて映像もいい。
コメントする