わんぱく戦争のレビュー・感想・評価
全3件を表示
わんぱく小僧どもの無邪気な演技に思わずニヤリ!!
ウィキペヂアには「あばれはっちゃく」のフランス版なるコメントがあるが、こちらの作品の方が古いのでは!?
まあ、それはさておき、主役を含む子役の大半が演技経験が無いというのが信じられないくらい、わんぱく小僧どもの無邪気な演技にはニヤリとさせられた。
劇中曲の「わんぱくマーチ」も思わず口ずさんでしまいたくなるくらい有名な曲であり、こうしたクラッシック作品のリマスターが再編されるのは、本当に喜ばしい事だと思うのだが・・・・・・!!
吹替版を観に行って大正解
念願叶ってスクリーンで観られました。
その時は画質イマイチで。
今回のデジタルリマスターの美しさは感激もの。
有名なセリフ、「嫌んなっちゃう、来なきゃよかったよ」("si j'aurais su, j'aurais pas v'nu")は、何回聞いても最高ですな。
このセリフの主/ちびジビュスを、エミリー・オスメントの吹替や、アニメ『焼きたて!!ジャぱん』和馬、二代目:野原しんのすけの小林由美子さんが当てていて、魅力倍増。
わざわざ吹替版を観に行って大正解でした。
吹替版が有楽町で朝の1回しかやってないのはもったいない。
なかなか過激な内容で、子供のする大人の真似=酒と煙草と戦争という、冷戦下にあった1960年代頭のフランスの世相があちこちに滲み出つつ。
家具や家電、コンバインなども個人的には見所のひとつ。
(原作『ボタン戦争』では、作者の子供時代を描いたはずだからもっと昔だろうけれども)
動物虐待に親の過剰な子供への暴力、子供たちの全裸、暴力(戦争)のエスカレートなど、今だと撮れなさそうな気もするシーンが満載(10年くらい前にリメイクがあったみたいだけど)。
それでいて、微笑ましく見られるのは、根底に子供ならではの無邪気さと、本当の意味で憎しみ合ってるわけじゃないシーンの多さかなと。
うさぎのために一時休戦ってくだりは大好きです。
大人の世界の縮図。
それとも子供の世界が大人につながるのか。隣り村同士のけんか、というか戦術練った闘い、民主主義やらスパイ行為やら、ほぼ大人な世界。ただ、それでもやっぱり子供達は純真なんだなー、と痛感させられる。この作品、世界平和につながりますように、って感じです。
全3件を表示