わらの犬(1971)のレビュー・感想・評価
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これをリメイクするだ?
中学生だったかな?
ホフマンの映画、かたっぱしから見た記憶がある。あ、VHSね。
そんななかで
「小さな巨人」「アルフレード、アルフレード」そしてこの「わらの犬」。
ホフマンの出演作でかなーり浮いてるこれら。
(「アルフレード・・」はいまだに観たこと無い)
ペキンパー、ホフマン、スーザン・ジョージ。
今思うと、当時の中学生がみるにはあまりに刺激的な組み合わせだが、中身も刺激的だった。ビニ本を公園で拾うぐらいの。
オープニングの、スーザンの食いつきたくなるようなエロウォーク。
2ちゃんねるでよく取りざたされている例のシーン。
見所はこれだけ。しかし映画史上に残るほどヤバイ、と今でも思う。
ホフマンとスーザンの夫婦という設定だけが普通どう考えても不可解だが、だからこそ先の2つの見どころが活きるっていう。
バイオレンスシーンは今の中高生からしてみれば、シケっ!と吐き捨てるだろうの程度。
Vシネマで言うなら
「ヤンキーねえちゃん、だんなを連れて故郷に帰る」
そんなエロティックバイオレンスVシネマ。
さてこれをリメイクしたってんだから、どこにリメイクの価値を見出し、どう映像化したのか?これをリメイクゴーサインだしたヤツは果たして?
DVDスルーくさいけど。
久しぶりに観た傑作
随分昔に初めて観たこの作品だけど、1年前位にリメイク版観た後の感想は「割とオリジナルに忠実」って気がした。
当然、自分にとってはベスト10に入る位好きな映画だったけど、あれから時間もかなり経ちました。
今見返すと夫婦喧嘩がとんでもない方向に飛び火して大変な事になったって感じの印象を強く受ける。
歳をとると映画の見方も変わるんだなぁ・・・
ラストシーンのダスティン・ホフマンは車中で笑顔のまま終わると思った(キレまっくて)けど、最後神妙な表情に変わるんだね。
そこがいい。
再度見直してよかった。
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