劇場公開日 1956年4月1日

「 監督ジュリアン・デュビビエが、日本では69年に公開された「さすら...」わが青春のマリアンヌ ワ~オさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 監督ジュリアン・デュビビエが、日本では69年に公開された「さすら...

2020年9月25日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

 監督ジュリアン・デュビビエが、日本では69年に公開された「さすらいの青春」の原作、フルニエの「モーヌの大将」の映画化を熱望していたが、遺族の許可を得ることが出来ず断念しました。その芸術的インスピレーションを実現するために、似た設定のこの原作を映画化することになったそうです。
 ドイツ語版の主役は「荒野の七人」のホルスト・ブッフホルツが演じました。「野ばら」に出演している子役ミハエル・アンデも寄宿舎のシーンに出ています。
 テレビで見たので、カットもされていたと思いますが、夢とも現実ともつかぬ、幻想的なストーリーと映像に魅了されました。個人的にはヒロイン、マリアンヌ・ホルトが、ちょっとごつすぎるように思いましたが表情は魅力的でした。青春期の淡くはかない恋へのあこがれが、郷愁をこめて描かれています。

ワ~オ