「カウボーイの終わり」ワイルドバンチ everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
カウボーイの終わり
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大きな蠍にたかる赤蟻の群れ。
それを見て笑う子供達は、上から火をつける。
毒をもって毒を制し、最後にドカンと全部壊す。
この最初のシーンが全体を表していました。
追う方も追われる方もならず者、彼らを利用する将軍や鉄道会社もロクな奴がいない。子供達はそういう大人を真似て残酷だし、女性達も売春か無関心かの両極端。誰にも感情移入できず、不快に感じる所もありました。主人公Pikeが同情を示していた女性や子供にとどめを刺される点は、正義など何処にもない、彼らの時代の終焉を象徴しているようでした。有終の美を飾れて?良かったね、憧れるわ〜、というより、こんな時代、終わって良かったんじゃないでしょうか。
とりあえず銃をぶっ放すという乱射劇のシーンは多いです。破壊と破滅、そして再生?
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