「よかった」ワイルド・パーティー(1970) 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
よかった
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主人公のケリーの所属する女の子バンドが、演奏はきっちりしていて歌も強いメッセージを訴えていて、パティ・スミスみたいな感じで真面目で重い。映画のイメージからだともっとランナウェイズとかホールみたいなバカっぽい感じが合うと思う。
お話はショウビジネスの裏側と遺産相続をめぐる群像劇で、クライマックスは主人公のケリーをそっちのけで、脇役どうしで殺人事件を起こす。それは言い訳的なものだと思うのだけど、最後の最後は教条的なメッセージが流れる。セックス、ドラッグ、ロックンロール、殺人、斬首とテーマは盛りだくさんだ。
見る前に抱いていためちゃくちゃでバカっぽい『ピンク・フラミンゴ』みたいなイメージとは程遠い。そんなにふざけていない。
20年くらい前に見ていて2回目だが、全く覚えていなかった。
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