劇場公開日 2000年5月13日

「当時のヒット作と言うが・・・」ロミオ・マスト・ダイ mark108helloさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5当時のヒット作と言うが・・・

2025年2月5日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

怖い

単純

興奮

演武型アクションの衰退。主演のジェット・リーがジャッキー・チェンやブルース・リーのように輝いて見えないのは(個人的な主観ではあるが)やはり彼のアクションが演武型で格闘技の実践型よりも演武を主目的とした美しさ重視から来ているものだからなのか、どうしても迫力に欠けて物足りなさを感じるのである。その延長上に生まれたワイヤーアクションも今となっては陳腐に見えてならない。🎦ビーキーパーも🎦侍タイムスリッパーも、ひいては真田の📺SHOUGUNもより実践、よりリアル、実利に即した動きこそが刺激的で映画的と言えるのではないだろうか?格闘技を含むガンアクション、カースタント、時代劇の殺陣に及ぶまで全て真剣勝負からそぎ落とされた美しさを根底としており、その対立は格闘技の世界で全日と新日、更にはUWFインター、リングスへと続く流れとマッチする。映画におけるすべてのアクションもスタントもその方向へと大きく踏み出しているのである。ジェット・リー自らが自分のアクションは美しさが大事で強さを求めないと言ってるが、この意識だとジェット・リーは歴史に残れない。

mark108hello