「"Rastafarianism"」ROCKERS 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
"Rastafarianism"
ルーツロックレゲエが好きならば堪らない面子のキャスト陣、そしてイカしたサントラが最高にクールでレゲエ入門としても効果抜群、盗まれたバイクを取り返しに警察が乱入で流れるジュニア・マーヴィンの「ポリスとコソ泥」は場面そのまんまでThe Clashもカバーしたことは有名。
何も気にせずそこら辺にぶん投げてある服に着替えるホースマウスがその都度にキマっている、ヘタウマなライオンをタンクに施したバイクで売り捌くレコード、その道中に出会う様々なレゲエアーティストの登場にテンションも上がる、盗られた物は盗り返せ、山手の金持ちにいざ復讐する為の忙しない作戦が不器用にも気分爽快で清々しい。
ジミー・クリフが主演した『ハーダー・ゼイ・カム』と本作、そして移民二世によるブリティッシュ・レゲエの傑作『バビロン』で三部作にしちゃえッッ!?
まさかデカいスクリーンで観れる時が来るとは、ピーター・バラカンに感謝しかない、本作の試写に訪れたボブ・マーリーは大絶賛したらしい。
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