劇場公開日 1998年12月12日

「未来のDr.Smithはカオナシ+釜爺」ロスト・イン・スペース kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0未来のDr.Smithはカオナシ+釜爺

2020年10月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 『宇宙家族ロビンソン』のリメイクということで、ノスタルジーを感じられるのかと思いきや、最初から派手な宇宙戦争。敵も地球反乱軍と名乗るテロリストだ。そのテロリストのスパイとしてロビンソン一家を皆殺しにしようとする悪党がDr.Smith(ゲイリー・オールドマン)だ。

 ロビンソン家の幼い男の子ウィルはタイムマシンも作ってしまうという天才。スミスの仕掛ける罠にだって冷静に対処したり、何かと凄い。しかし、他の船員がウエスト少佐と罠にかかったスミスのみ。移住星を求めて旅立つ宇宙船に莫大な金をつぎ込むにはお粗末な設定かと思う。中盤までは全く面白くない・・・

 やっぱり全体的に古臭い宇宙観。宇宙船がスイングバイによって航行する図もあったりするが、タイムマシンを絡めてしまうと完全に空想世界であり、そのパラドクスさえもあっさりパラレルワールドを利用してたみたいだし、どうも納得いかない。面白かったのはゲイリー・オールドマンの性格だけだった気もする・・・

kossy