六番目の幸福のレビュー・感想・評価
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宣教師イングリッド・バーグマン
映画のタイトルとなってる六番目とは、中国では人の幸福には「長寿、富貴、健康、道徳、天寿」の5つがあると伝えられていて、最後にもう1つ人それぞれが持つことができる唯一の幸福が存在していて、自分自身で見つける幸福であること。
宣教師として中国に派遣されることを期待していたのに、伝道団からは資格がないと採用を断られるグラディス。個人で中国に行くことを決意し、ロビンソン博士に紹介された屋敷で家政婦として働きながら、月賦で大陸横断鉄道の格安チケットを手に入れようとする
天津からワンチェンへと移動。紹介してもらった年老いたローソン女史(アテナ・セイラー)と会い、旅館を営むローソンから中国での生活を学ぶが、いきなり殺人犯の斬首現場を見て心沈めるグラディス。慣れてきた頃、ローソンが死んでしまい、伝道協会からも帰国勧告が届く。
リン・ナン大佐(ユルゲンス)が纏足禁止令を携えてやってきたが、県長マンダリン(ドーナット)からはいい返事がもらえない。てなことで、グラディスがてん足委員に命ぜられてしまう。そのおかげで旅館も継続OKとなり、刑務所内の暴動を収めたり、大佐に同行して戦争の危機を伝えたりする。ジェナイという名で人々の心を集めた
大佐とのロマンスも芽生えたかと思った矢先、日本軍による空爆が始まる。村人たちは山へと避難し、残されたのは年寄りと県長たち。子どもたちの世話をするようになっていたジェナイは一時的に旅館を使っていたが、西安の伝道師から手紙をもらい子供100人以上を連れて移動することに。しかし、その道路は日本軍に占領されていたため山越えを・・・ここからが凄い!前半のエピソードがすっ飛んでしまうくらいだ。途中で、刑務所出身の子が日本兵に殺されるものの、全員を大移動させる冒険モノ。西安に到着したときには涙も出た。
最初は中国語が聞けたのに、途中からは全面英語。グラディス=ジェナイが中国語をマスターしたということを表現していた。
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