レナードの朝のレビュー・感想・評価
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ダンスシーンで号泣した記憶
上映当時に映画館でみた際にダンスシーンで号泣した事を鮮明に覚えている
子供の頃に病気で動かなくなった我が子にひたすら話しかけ、絶望感と共に看病を続けていた母親
新薬のお陰で束の間、意識を取り戻し、そしてまた元の状態に戻ってしまった我が子
そんな我が子をまたしても看病する事になってしまった母親の表情には最初の絶望感はなく、束の間与えられた我が子との幸せな時間の思い出と、そして新しく湧き上がる希望への可能性を心に秘めた幸せをほんのりと滲ませる
絶望的な不幸の中にあっても、かすかに光る希望と幸せなな思い出がある事で、どれほど人は救われるのかと、一見、不幸にみえるエンディングに胸が熱くなります
そして何よりもロバートデニーロの演技のどんどん身体が動かなくなっていく芝居の素晴らしさは圧巻です
動かないフリではない本物がそこにありました
レナードが教えてくれたこと
心温まる感動作と思って観たのですが、それだけでなく、思っていたよりも更に深みがありました。
ロビンウィリアムズとロバートデニーロの笑顔がかわいらしくてとても素敵。
デニーロの演技はやっぱり凄いですね。難しい役どころでも自然に魅せてくれます。
ロビンウィリアムズはこういう役が本当に似合いますね。優しくて真面目な医師の役です。
セイヤー先生の人柄がすごく好きです。外出先の提案でオペラや博物館などのお堅い場所しか思いつかなかったり、ダンスでおどおどしてたり。なんとも微笑ましい。
この作品、好きなシーンがたくさんあります。
患者達にボール回しをさせたり、音楽を聴かせたり、「庭」がとっても賑やかになるシーン。
医師たちが無言で小切手を置いていくシーン。
レナードが海に入って行っちゃうところや、エレベーターでの「跳ねるな」。
無意識に笑顔になってしまうような温かいシーンがたくさんあります。
しかし、患者たちには眠っていた時差による葛藤が。それを見て医師も…。
そういった辛さも温かいシーンと引き立て合って、とても沁みる。
レナードが飛ばしてしまったセイヤー先生の眼鏡を拾った後のシーン。
セイヤー先生が過去に映ったレナードとのビデオを観る場面はもう泣かずにいられない。
一番好きなのはやっぱり、あの2人のダンスシーン…切なくて、でも幸せで…心にきます。
ラストも素敵。レナードが教えてくれたことが、変化をもたらした。
きっとこの目覚めの奇跡にはいい意味があったんだ、と思わせてくれます。
人生にはどうにもならない辛いこともある。それでも希望はあると教えてくれる。
日々過ごすうちに時として忘れてしまう、大切なものを思い出させてくれる。
人の温かさを感じる、切なくも優しい作品でした。
ケアの視点から
医療現場が舞台だが、良い意味で介護の現場のような描写だった。
『やれることはなんでもやってみる』
それが医療的ケアだろうが介護だろうが、「その人のため」と思うならやってみる。
いくつもやってみて、その中から1つでもプラスになれば良いじゃないか!
責任がどうこう、前例がどうこう… 糞食らえ!
そうして新薬を使用し、回復が見られた。
その後問題が発生しても逃げず、一緒に苦労する。
これこそが「対人の仕事」なのだ。
終盤でキュートな女性が起こした行動、これこそが「寄り添う」ことなのだと象徴的であった。
少し古い映画ですが、テーマは全く古くない。
福祉職の人はもちろん、医療職の人も「対人の仕事」とは何かを考えるために、是非一度は見て欲しい映画です。
与えて奪うことの意味
ロバートデニーロの演技力はすごい。パーキンソン病の祖父の症状をずっとひどくしたような感じがよく出ていた。きっと物凄く研究を重ねたのだろう。
アルジャーノンに花束をとよく似ていた。一度希望を持ったのに、それがだんだん打ち砕かれていく絶望感は計り知れない。
レナードのお母さんや父親の見舞いをしている女性など、患者を取り巻く登場人物の心情にも思いを馳せられるようなリアルさがあった。
病から劇的に目覚め、再び戻る様が『アルジャーノンに花束を』と重なり...
幸せ
タイトルなし
変わる観方
実話をもとに
the summer of 1969
長年閉ざされていた意識が解放され、各患者の自我が目覚めていく過程が感動的でした。生の喜び、失った年月の重み、そして再び生を奪われていく残酷さ。人間とは何か、何が人間を特徴付けるのか、生きるとは何か、様々なことを考えさせられる良作でした。
Robin Williamsは多くの素晴らしい作品に出演して、大勢に感動を与えてくれたのに、彼自身の人生の最期は苦しかったようで大変残念です。
"People have forgotten what life is all about. They've forgotten what it is to be alive. They need to be reminded. They need to be reminded of what they have and what they can lose. What I feel is the joy of life, the gift of life, the freedom of life, the wonderment of life!"
Bryan Adamsは無関係ですが…
"...those were the best days of my life back in the summer of 69♫"
言葉にならない、できない。なんだこのやるせなさは。 こんな病気があ...
2つのシーンが印象的でした
見終わった直後にレビューを書いています。
気分としては感傷的です。
ひとまず、映画を思って疑問だった箇所を調べたので、メモ的に残します。
Q.何故レナードにはパーキンソン症状が再発するようになったのか?また、ラストのシーンで全ての患者が元の症状に戻ってしまったのは何故か?
A.Lドーパに対して耐性が出来てしまったから
Q.実話かどうか疑わしい箇所があったが、本当に実話か。
A.エピソードは実話。しかし、映画で描写される患者の症状は科学的でない部分もあるとのこと。実話を基にしたフィクションという言い方が正しいかも。
嗜眠性脳炎という疾患にLドーパ(現在でも抗パーキンソン薬として用いられている。)を投与した結果、患者は一時的に「目覚める」が、耐性ができるため、眠りの状態に戻ってしまうという話。
すごく人間らしさだとか、人間の尊厳について考えさせられる映画です。
個人的に好きなのは、眠りの状態にある患者が反応する音楽に違いがあるというシーン。
クラシックにもジャズにも反応しないけれどもジミヘンのパープルヘイズには反応する患者にはシビれました。ロックというジャンル
の性質と相まってかっこよく見えたのかもしれません(ロックは個々人の思いが強く表れる音楽だと思ってます)。
レナードの症状が悪化した際に「カメラを持ってこい!」とセイヤーに告げるシーンも印象的です。他の患者よりも症状が進行している自分だからこそ、経過を観察させ、自分の姿を見て学べと伝える。
レナードは再び自分が「眠る」ことを分かっていて、それまでに自分が生きた証を残したいのではないか。その思いが強く出たのがこのシーンではないかと解釈します。
これらシーンをまとめると、「人間はそれぞれ違った存在であり、それを証明する欲望を持つ」のではないかと思いました。
まだ頭の整理がついていませんが、ひとまずここまで。
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