「‘生きる’とは? レナードが教えてくれた事」レナードの朝 セロファンさんの映画レビュー(感想・評価)
‘生きる’とは? レナードが教えてくれた事
短い期間だったかもしれませんが、レナードは確かに生きました。そしてセイヤー医師もまた、レナードによって救われました。二人の交流から‘生きる’事について考えさせられる感動作です。
セイヤー医師の治療により30年の昏睡状態から目覚めたレナード。初めは戸惑いもありますが徐々に回復していきます。恋をしたり、親離れをしたり、友情を育んだり・・・と一夏の間ではありましたが、レナードは凝縮された人生をまっとうしたと思います。
好意を抱いた女性に、壊れていく姿を見せたくないからとレナードが立ち去ろうとする時に、女性がレナードを抱き寄せダンスをする場面が感動的でした。ありのままのレナードを受け入れようとする女性によって、自暴自棄になっていたレナードの心が穏やかになっていきます。
自分の症状を積極的にビデオに記録していたのも、この出来事が影響しているのかなと思いました。ありのままの自分を写し出す事で、セイヤー医師の研究に役立てたり、同じ症状で苦しむ患者の力になれたらと考えたのかもしれません。そんなレナードの勇気ある行動に胸を締め付けられます。
目覚めた患者達が街へ社会科見学的なものへ出かけるシーンも面白かったです。
初めはセイヤー医師行きつけの植物園(?)に行きますが、患者達は退屈の様子。それならばと出かけたダンスホールでは皆生き生きと踊ったり歌ったりしています。まるで患者達がセイヤー医師に‘人生を楽しむってこういう事なんだよ!’と教えてあげているようでした。
この映画はセイヤー医師がレナードを目覚めさせ救う話ですが、それだけではなく、セイヤー医師もまた、本当の意味での‘生きる’という事をレナードから学び、救われる話でもあるのだなと思いました。
内気で人に心を開けないセイヤー医師。そんな彼に対し、「死んでいるのはあんたの方だ!」とレナードが叫ぶ場面が印象的でした。レナードは再び昏睡状態に戻りますが、ラストで勇気ある一歩を踏み出したセイヤー医師の中にレナードの希望が輝き続けているようで感動しました。
ロバートデニーロの演技が素晴らしかったです。体はもちろん顔の表情すらピクリとも動かさない迫真の演技。終盤、徐々にけいれんが広がり元の症状に戻っていく様子も演技とは思えないくらいリアルで衝撃的でした。また、少年のように笑う笑顔も忘れられません。
こんばんは🌷
遅くなりましてすみませんでした。
ご丁寧に共感コメントいただきましてありがとうございました😊
本当にいいレビューでした。
また今後ともよろしくお願いします🤲
返信結構ですので。
こんにちは😃
🌷🌸💐🌼🌺
共感いただきましてありがとうございました😊
実は、セロファン様のレビューを拝見して、
「これだ❗️」
と、思いました。
レビュー全文、共感というより、
教えてくださった、という気持ちでいっぱいです。
レビューの文に惚れ惚れいたします。
ありがとうございました😊
またよろしくお願いします🤲